大量にマスクを買う人の姿も…(AFP=時事)
日本には、全体を見渡すことができ、かつパンデミック対処経験のある専門家が少ないのも問題だという。
「新興感染症には、パブリックヘルスという見識が必要なんです。ウイルスや臨床の研究とは異なり、疫学、法学、統計学、社会学、国際関係といった分野の知識を持って、事の全体を中長期的なタームで俯瞰する目が大切になります。日本の中のことだけではなく、真に日本を救うためにも、世界の中で何が起きていて、何をすることが必要なのかということを考えないと、グローバル時代の感染症対策は成功しないんです」(医療関係者)
コロナがあぶり出した日本の病理を私たちはしっかりと治療しなくてはならない。
※女性セブン2020年3月26日・4月2日号