一方、「玄関」は倒れてくる物が少なく、一般的に造りも頑丈。阪神・淡路大震災のときも、家が倒壊しても玄関付近だけが残ったケースが多かった。すぐ逃げられるよう、玄関のドアは開け、その場で待機するのがおすすめだ。
「大地震の後は、いたるところにガラスや物が散乱し、はだしでは歩けません。玄関にいれば、靴をすぐに確保できるという利点もあります」
地震発生時に2階など、玄関から離れた場所にいる場合は、無理に移動しようとせず、揺れがおさまるまでその場で待機すること。その際、家具などが倒れてこない壁の近くや廊下にいるのが安全だ。
また、避難経路をふさがないよう、ドア付近や廊下に物を置かないよう、普段から注意しておくことも大切だ。
※女性セブン2020年4月23日号