ライフ

鎌田實医師 コロナから命を守るために気をつけるべき健康管理

諏訪中央病院名誉院長の鎌田實医師

 いまだ特効薬もワクチンもみつかっていない新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、巣ごもり生活が続いている。諏訪中央病院名誉院長の鎌田實医師は、こういうときこそ、高血圧などに気をつけて、簡単なものでよいから筋トレを続けてほしいと訴えている。

 * * *
 新型コロナウイルスの感染爆発を抑えるため、首都圏などで緊急事態宣言が発出された。遅きに失したという感が否めないが、やらないよりはずっといい。もっと早く宣言を出して、人の動きを止めていたら、自粛生活ももう少し短期間ですんだと思うと悔やまれる。

 長びく巣ごもり生活では、「コロナ疲れ」という言葉も出て来たように、感染予防だけではなく、体と心の健康管理が大事になる。特に、ぼくはストレスによる血圧の上昇が気がかりだ。

 WHO(世界保健機関)の発表によると、新型コロナウイルスの致死率は3.8%だが、高血圧の人の致死率は8.4%と高まる。なぜ、高血圧があると、新型コロナが重症化しやすいのだろうか。それには、慢性炎症が深くかかわっている。

 血圧は、レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系というホルモンが血管を収縮させて、上昇する。そのとき、このホルモンは炎症性サイトカインの産生も促進する。その結果、血管が慢性炎症を起こし、動脈硬化を起こすといわれている。たかが血圧上昇ではすまないのだ。

関連記事

トピックス

森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
女性セブン
どんな演技も積極的にこなす吉高由里子
吉高由里子、魅惑的なシーンが多い『光る君へ』も気合十分 クランクアップ後に結婚か、その後“長いお休み”へ
女性セブン
日本人パートナーがフランスの有名雑誌『Le Point』で悲痛な告白(写真/アフロ)
【300億円の財産はどうなるのか】アラン・ドロンのお家騒動「子供たちが日本人パートナーを告発」「子供たちは“仲間割れ”」のカオス状態 仏国民は高い関心
女性セブン
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
NEWSポストセブン
わいせつな行為をしたとして罪に問われた牛見豊被告
《恐怖の第二診察室》心の病を抱える女性の局部に繰り返し異物を挿入、弄び続けたわいせつ精神科医のトンデモ言い分 【横浜地裁で初公判】
NEWSポストセブン
バドミントンの大会に出場されていた悠仁さま(写真/宮内庁提供)
《部活動に奮闘》悠仁さま、高校のバドミントン大会にご出場 黒ジャージー、黒スニーカーのスポーティーなお姿
女性セブン
足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
『教場』では木村拓哉から演技指導を受けた堀田真由
【日曜劇場に出演中】堀田真由、『教場』では木村拓哉から細かい演技指導を受ける 珍しい光景にスタッフは驚き
週刊ポスト