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2020.05.03 07:00  週刊ポスト

鎌田實医師 コロナから命を守るために気をつけるべき健康管理

 新型コロナに感染すると、炎症性サイトカインが分泌される。このサイトカインは新型コロナウイルスと闘うのだが、同時に、自分の細胞も壊してしまう。感染が肺で起こると肺胞を壊す。高血圧がある人が重症肺炎を起こしやすいのは、すでに慢性炎症が進んでいるところに、炎症が加わって重症化している可能性がある。

 したがって、新型コロナで命を落とさないためには、血圧は少しでも下げておいたほうがいい。

 同様に、血糖値にも注意したい。血糖値が上がると、慢性炎症が進みやすい。糖尿病の人の新型コロナの致死率は9.2%。慢性炎症はじわじわと進む「炎症」だが、燃え広がって「延焼」を起こすという特徴がある。

 脂肪肝がいい例だ。肝臓の細胞が慢性炎症を起こすと脂肪肝になるが、炎症が延焼すると、慢性肝炎や肝臓がんへとつながっていく。

 新型コロナで重症肺炎という“大火事”を起こさないためにも、最初の火種つまり慢性炎症を起こさないことが重要になる。それが血圧を下げることであり、血糖値を上げないことなのだ。

 ぼく自身は、2、3年前から本格的に筋トレを始めてから、高めだった血圧が正常血圧になった。血糖値も正常値だ。でも、大事なことなので、新聞連載などで「新型コロナが猛威を振るっているときこそ、血圧や血糖値を上げないため、本気で生活習慣を改善しよう」と訴えている。

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