これを解消する手段として検討されているのが、“ちょっとずつ増やす”というものだ。
「具体的には、来年の9月に入学するのは、2020年4月2日~2021年5月1日までの13か月間に6歳の誕生日を迎える子、再来年は2021年5月2日~2022年6月1日に6歳になる子……といった具合でいけば、2026年9月には帳尻が合う。5年で解消できる計算になります」(内田氏)
そうなれば、年齢が違う「4月生まれ」でも今年4月に6歳になった子供と、来年4月に6歳になる子供(現在5歳)が同学年になる、という奇妙なことも起こってしまう。
教員や教室が足りなくなるといったトラブルを回避するためにはやむをえないかもしれないが、とにかくややこしい。
※週刊ポスト2020年5月22・29日号