主人公の細マッチョボディにも注目(NetFlixオリジナルシリーズ『愛の不時着』独占配信中)

 屈強な肉体でひときわ目を引くのが背部だ。細マッチョながら背中が広く大きく、抱き付いたヒロイン・ユン・セリ(=ソン・イェジン 38才)の両手がジョンヒョクの背中に回らない。

 髪形は素朴な坊ちゃん風で服装は迷彩の軍服ばかり。寡黙で職務に忠実な軍人だが、人間的な優しさを併せ持つ。

 それを象徴するのが、パラグライダーの事故で北朝鮮に不時着したセリをジョンヒョクが最初に発見する場面だ。

 最前方警備隊の中隊長であるジョンヒョクの尋問に、セリは「(私が北朝鮮に来てしまったことは)見なかったことにして」とお願いしてダッシュする。

 するとジョンヒョクは地面に埋まる地雷に注意を促し、「ぼくは地雷の専門家だ」と自信たっぷりに述べるが、次の一歩で自ら地雷を踏んでしまい、ピタリと動きが止まる。急に無表情になったジョンヒョクを見て形勢逆転を悟ったセリは、「専門家でも地雷を踏みます?」と得意げに尋ね、「顔は私のタイプよ」と言い残して一目散に走り去る。

 身動きの取れない彼はセリに銃口を向けることなく、地雷を避ける方法と、韓国との国境への道を告げる。口達者で相手を丸め込もうとするセリと、クールながら思わぬドジを踏み、そのうえで敵国の女性を思いやるジョンヒョクのやり取りが何とも愛らしいシーンだ。

 多くの女性がジョンヒョクの優しさに胸キュンとなったのが、第4話の終幕近く。

 慣れない市場で迷子になったセリが途方に暮れていると、遠くにほのかな灯が見えた。茫然としながら近づくと、アロマキャンドルを高く掲げるジョンヒョクの姿が現れた。

 その数日前に普通のロウソクとアロマキャンドルの区別がつかなかったジョンヒョクが、セリを見つけて「(今回は)香りのするロウソクだ。合ってる?」と優しく語りかけると、彼女は笑顔で涙ぐむ。

『K-POPがアジアを制覇する』(原書房)の著者でライターの西森路代さんは、こう話す。

「韓国でも胸がときめく人が多かった名場面です。放送後、韓国ではアロマキャンドルの売れ行きが伸びました」

関連記事

トピックス

結婚生活に終わりを告げた羽生結弦(SNSより)
【全文公開】羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんが地元ローカル番組に生出演 “結婚していた3か間”については口を閉ざすも、再出演は快諾
女性セブン
「二時間だけのバカンス」のMV監督は椎名のパートナー
「ヒカルちゃん、ずりぃよ」宇多田ヒカルと椎名林檎がテレビ初共演 同期デビューでプライベートでも深いつきあいの歌姫2人の交友録
女性セブン
NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン