一回り上の彼氏は、「高級レストランによく連れていってくれたし、プレゼントも多かった」(イメージ)
◆デートは、自分では絶対に行けないような店で
そもそもの二人の出会いは仕事を通じてだった。派遣で秘書として働く咲子さんは、仕事で仕えるボスの会食で、哲也さんに出会った。
「それまで私は、そんなに年の離れた人と付き合ったことがなかったんですよ。年齢が気にならないわけではなかったけど、やっぱり大人だから連れて行ってくれるお店が違うし……、こういう人と結婚したら自分にとってプラスだし、ラクかな、という気持ちはありました」
30歳を前に、焦り始めていた時期だったと振り返る。一人っ子の咲子さんは、早めに結婚して、子どもを2人以上産みたいという気持ちが強い。とはいえ、専業主婦になるのはイヤで、仕事は続けたい。かつて、結婚したら女は家庭に入ったほういいという考え方の男性と別れたことがあったという。
「結婚を前提に付き合ってほしいと告白されたとき、彼は、仕事は続けてもいいし、やめてもいいと言ったんです。今の仕事に迷いがあるなら、咲ちゃんがやりたいことをゆっくり探したらいいんじゃない、とも言われて、将来に安心感が持てたというか」
哲也さんはというと、地方転勤を経て一年ほど前に東京に戻り、家庭をもちたいと考えていた時期だったという。
「家庭的な若い子が好きだと言ってました。あと、脚フェチとかで、そこがよかったみたいですね(笑)」
すらりとした美脚が印象的な咲子さん。デートのときは、常にミニスカートをはいていた。デートで行く場所や店を決めるのは哲也さんで、「自分では絶対行けないようなお店も多くて、友人にも自慢できた」と振り返る。