〈東京のヨメはんでしたナ。明るい女性で、バイクが大好き。なんでもてきぱき答える人でしたが、婚前交渉のことを聞いたら、珍しく“ナイショ”とか、照れてはるんです。で、面白うなって、重ねて聞いたら“指だけ……”やて〉(「微笑」1990年11月24日号)
同番組を立ち上げたプロデューサーの澤田隆治氏(87)が振り返る。
「当初は出演者を探すのに苦労して、結婚式場に行って新婚カップルと直接交渉したこともありました。予選を行なうようになるとスタッフが大変でした。関西の素人さんは面白かったけど、話の展開が前後バラバラなので、予選で聞いた話を順序立てて話してもらうようにスタッフが指導した。
三枝くんには予選での話を細かくレクチャーしているので、本番でより面白く引き出してくれる。話を盛り上げるために椅子から転げ落ちるリアクション芸が生まれ、私もイエス・ノー枕を考案しました。『よしもと新喜劇』(毎日放送)に勝とうと試行錯誤した」
※週刊ポスト2020年6月5日号