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藤浪晋太郎 コロナを自虐ネタにする強メンタルで大化けか

ノーコン病に悩む藤浪(時事通信フォト)

「クラスター合コン」で球界初の感染者となりケチがついたプロ野球・阪神の藤浪晋太郎(26)は、再起を図る矢先の5月28日の練習に遅刻して矢野燿大監督の逆鱗に触れ、無期限の二軍降格に。さらに6月3日の二軍戦では右胸違和感で緊急降板と、泣きっ面に蜂。

 阪神の監督時代に亀山努、新庄剛志の素行不良に悩まされた藤田平氏はこう指摘する。

「野球はそんなに甘いもんじゃない。1か月近い入院でキャンプで鍛えた身体はゼロどころかマイナスになっている。練習は1日休んだら回復に2日かかると言われていて、てっきり8月以降の復帰を目指していると思っていた。

(二軍戦登板は)阪神も名誉挽回の場を与えたかったのでしょうが、寮生活は5年が原則なのに4年で退寮を許可するなど、藤浪を甘やかしすぎです。早くマウンドに戻ってきてほしいのは理解できるが、二軍では甘やかさずしっかり教育してもらいたい」

 阪神の先発はローテの目処が立っている。ゆっくり調整できる安心感か、はたまた上手くいかなくて吹っ切れたのか、本人は存外、明るいという。

「ネット上では“コロ浪晋太郎”などという不名誉なあだ名までつけられたが、友達やタニマチが心配して励ましメールを送ると、むしろ藤浪はそれを自虐ネタにして笑わせようとする返信をしているといいます。その話を聞いた阪神のコーチはメンタルの強さに、逆に大化けするのではないかと期待していました」(虎番記者)

 ショック療法でノーコン病が治ったという話ならいいのだが。

※週刊ポスト2020年6月26日号

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