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コロナで家族や親戚関係に変化 帰省、冠婚葬祭の集まり終了

法事でも「密」を防ぐ必要がある

 新型コロナは、これまでの生活を一変させたが、家族や親戚との関係性もこれまでとは変わってきている。

 都内の機械メーカーに勤務する男性会社員Aさん(49)は、お盆・正月とゴールデンウィークの年3回、家族を伴って東北地方の実家に帰省していた。しかし、今年の大型連休は緊急事態宣言の最中だったので帰省を取り止めた。お盆も「今年は帰らない」とすでに両親に伝えている。Aさんが言う。

「帰省のたびにいつも妻の機嫌が悪くなり、行きや帰りの車内でケンカになることが多かった。それでも頻繁に実家に帰っていたのは“私らが元気なうちに孫の顔をたくさん見せてほしい”という両親の願いがあったからです。いつも電話をするたび“次はいつ帰ってくるんか”という話ばかりでしたしね。

 でも、今回はまったく逆でした。親たちは“コロナが怖いし、東京から子供たちが帰ったら近所から何を言われるかわからんから別に無理しなくていい”と」

 これを機に、Aさんは里帰りのペースを考え直した。

「これから子供たちも中学、高校に進んで大きくなるし、今まで通りの関係性ではいられない。一家で帰れば毎回10万円以上のお金もかかる。帰省は正月に私ひとりが帰るくらいで十分かな、と。今はテレビ電話もあるし、孫からは誕生日に電話させれば十分。母の日や父の日にもプレゼントを贈りますしね。

 そのくらいのほうがお互いにとって負担が少ない。両親も寂しがるどころか“今年のゴールデンウィークは夫婦でのんびりできた”と喜んでいました」(Aさん)

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