「こうした状況を考えると、アイドル自身がセクシュアルティをオープンにするのは本当に勇気ある行為ですし、異性愛主義に風穴を開ける第一歩になることでしょう。また、応援しているアイドルのカミングアウトは、セクシュアルマイノリティ当事者のファンにとって、勇気を与えてくれるとともに自分に居場所を与えてくれると思います」(中村氏)
昭和に比べて、アイドルの在り方はかなり多様化した。幅広いアイドル像と、それを受け入れるファンという土壌があるからこそ、現在アイドルシーンでカミングアウトが続いているのかもしれない。自身のセクシュアルティをオープンにして活動するアイドルたちの姿に勇気づけられるファンは多そうだ。
●取材・文/原田イチボ(HEW)
AKB48の岡田奈々(Imaginechina=時事通信フォト)
活躍の場を広げている岡田奈々(Imaginechina=時事通信フォト)