『愛の不時着』の大流行も(時事通信フォト)
「学科」として映像や演技を学ぶため、専門性が非常に高くなるのだ。そして、その専門性が最も求められるのが映画製作だという。
2019年に映画『パラサイト 半地下の家族』でアジア映画初のオスカーを受賞したポン・ジュノ監督は、名門の延世大学で現代社会を勉強した後、国立学校の韓国映画アカデミーに入学した。
「ポン監督は最初から映画を学ぶのではなく、社会の中で自分の目指すものをしっかり突き詰めて勉強した上で映画製作へ移行しました。人生の目的意識を先にもってから映画の専門知識を学ぶと作るものの幅が広がります。ポン監督に限らず韓国人は先に『どう生きるか』という目的意識があり、その上で専門知識を蓄えていくというプロセスを選ぶ人が多い」(康さん)
※女性セブン2020年8月20・27日号