芸能

『MIU404』も大ヒット 脚本家・野木亜紀子の「魅力の源泉」

社会派のテーマをエンタメに昇華して好評(公式ホームページより)

 6月よりスタートしたドラマ『MIU404』(TBS系、金曜夜10時)が、7話連続で視聴率2桁をキープして好調となっている。脚本を手掛けるのは、野木亜紀子。『空飛ぶ広報室』、『逃げるは恥だが役に立つ』、『アンナチュラル』などヒットドラマを次々と生み出し、今もっとも注目される脚本家のひとりだ。

 そんな野木の最新作である『MIU404』は、綾野剛&星野源のW主演による刑事ドラマで、架空の臨時部隊「警視庁刑事部・第4機動捜査隊」の活躍を描いている。

 第4機捜は、普段は覆面パトカーで地域をパトロールし、110番通報があれば事件現場に急行して初動捜査に当たる役割を負っている。あくまで“初動捜査”を担当する部隊であるため、24時間を過ぎれば、専門の課に捜査を引き継がなければならない。タイムリミットが設定されているからこそのスピーディーな展開が楽しめる作品だ。

 そんな『MIU404』の大きな魅力のひとつとして、社会問題をめぐる描写が挙げられるだろう。あおり運転、トランクルームで寝泊まりする人々、ブラック企業などを描いてきたが、特に話題になったのが、搾取される外国人労働者たちをテーマとした第5話「夢の島」だ。

 劇中で「外国人問題って視聴率取れないんだよね。そういうの、みんな興味ないよ」と皮肉めいたセリフがあったが、だからこそ、あえてそこに踏み込んだエピソードに「よくぞ」と称賛の声が寄せられた。

関連記事

トピックス

水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン