芸能

上沼恵美子に見る「パワハラ加害者の共通点」精神科医が指摘

上沼は2019年には紅白のゲスト審査員を務めた

「1995年にスタートし、25周年を迎えた『快傑えみちゃんねる』は、今回の放送で最終回となります。25年間、多くの視聴者の皆様に応援していただき、ありがとうございました」

 7月24日、“西の女帝”上沼恵美子(65才)が司会を務める人気トークバラエティー『快傑えみちゃんねる』(関西テレビ)の幕引きは、あまりにあっけなかった。

 同番組は、1995年に放送を開始。平均視聴率は12.6%。2018年には、「関西人1万人が選ぶカンテレ人気番組ベスト20」で堂々の第1位を獲得した。関西で絶大な人気を誇る長寿番組だったにもかかわらず、1056回目のエンドロールでのみ、突然終わりを告げたのだ。

 笑いをちりばめたよどみないしゃべりは抜群の軽妙さで、右に出る者はいない。歯に衣着せぬ物言いは、「誰もが言ってほしかったことをよくぞ言ってくれた」と高評価され、『NHK紅白歌合戦』では1994、1995年と2年連続で司会、2019年にはゲスト審査員を務めた。近年は『M-1グランプリ』でも審査員を務めるなど、関西圏にとどまらず全国で圧倒的な存在感を放つ上沼。『快傑~』と同年に放送開始した『上沼恵美子のおしゃべりクッキング』(朝日放送テレビ)は、現在も全国区で放送され、人気を集めている。

 そんな彼女がなぜ、看板番組から追放されたのか。

 その裏には、同番組に2015年からレギュラーとして出演しているお笑い芸人・キングコング梶原雄太(40才)への“公開パワハラ”があったのではないかといわれている。

 6月26日の『快傑~』では、緊急事態宣言が解除されたばかりで、梶原は2か月ぶりの出演だったにもかかわらず、上沼との会話シーンはわずか70秒間。“会話がなかった”のではなく、“放送できる内容ではなかった”のだ。

「あんたこの番組に途中から来た子やんか。最初からブッキングされた出演者とちゃうやん」
「私とスタッフ全員、1人10万円。200万円分おごりなさい――おごられたら次の日病気になるからええわ」
「ほんまに怒ってんねんで。コロナでみんながイライラしてんねん」
「イラついてんねん、キミに!」

 いつもの毒舌とは明らかに違う“本気の口撃”にスタジオは凍りつき、梶原は上沼と共演する番組をすべて降板。これを受けて、関西テレビ幹部と上沼の間で“話し合い”が持たれた。

 上沼は「至らない点があるなら直します」と言ったが、10月での“卒業”を打診され、半ば“逆ギレ”する形で、番組は打ち切られることとなった。

老化が女を“いじわる”にする

 地位も人気もお金も、タレントとしての才能も持ち合わせている上沼がなぜ、かわいがっていたはずの後輩芸人を降板させ、自身の冠番組を打ち切りに追い込んだのか。精神科医の片田珠美さんは、「自己正当化に喪失不安が拍車をかけたのではないか」と指摘する。

 上沼は梶原への“公開パワハラ”について「本番中にきついこと言うのは愛です。ただ、梶原くんの返しがものすごく下手だったの。とりあえず、もう少し力をつけるべきでしたね」と、本誌・女性セブンの取材にコメントしている。

関連記事

トピックス

二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン