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上沼恵美子に見る「パワハラ加害者の共通点」精神科医が指摘

カジサック名で活動する梶原

カジサック名で活動する梶原(写真/時事通信社)

「上沼さんは、梶原さんのことを実の息子のようにかわいがっていたそうですが、だからこそ、“これだけ面倒を見てやったのだから、恩を忘れず、私の言うことを聞くべき”と思い込んでいるのでしょう。パワハラ加害者に共通して見られる考え方です」(片田さん・以下同)

 わが子のように溺愛していた梶原が、緊急事態宣言中に連絡もよこさず、YoouTuber・カジサックとして稼いでいたことが、上沼の逆鱗に触れたのかもしれない。加えて、新型コロナウイルスの流行が、上沼の不安を大きくあおった。

「上沼さんのような、繊細で神経質な人は、実はコロナうつになりやすいんです。“自分も感染するかもしれない”“大切な人を失うかもしれない”“仕事がうまくいかなくなるかもしれない”など、新型コロナによる喪失不安は大きかったはず。スタジオに人を入れないリモート収録になれば、本来のトーク力を発揮しにくいし、本当にコロナうつだった可能性もあります」

 実際、上沼と同年代で旧知の仲の女優・岡江久美子さん(享年63)が新型コロナで亡くなった直後には、収録予定だった『上沼・高田のクギズケ!』(読売テレビ)の収録を急遽キャンセルし、ラジオ番組の出演も見合わせている。

「ともすると、自分も新型コロナで命を落とすかもしれない」と、上沼は恐怖を覚えたのかもしれない。なのにあれだけかわいがった梶原は気遣いの電話一本よこさない。そのことが怒りを爆発させたのだろうか。

「問題なのは、一連の行動を愛のムチだと自己正当化しているところです。“自分は間違っていない”と信じ込んでいるから、指摘されるとブチギレる。結果、問題が大きくなってしまったのでしょう」

 そもそも、年を取るごとに怒りっぽくなったり、イライラしやすくなるのは自然の摂理だ。精神科医の和田秀樹さんが言う。

「年を取るとさまざまなホルモンが減少し、セロトニンという伝達物質の分泌量も低下します。セロトニンは、恐怖や驚きを司るノルアドレナリン、快楽や喜びを司るドーパミンなどの量をコントロールして、精神を安定させる働きがある。女性は、中高年になるとセロトニンの減少でイライラしやすくなるので、怒りっぽくなる可能性があります」

 また、女性ホルモンの量が減ると、相対的に男性ホルモンの割合が多くなる。すると、社交性が高くなったり、エネルギッシュになったりと、ある種“男性化”するという。

 さらに“脳の加齢”にも原因があるという。

「脳の額近くにある前頭葉は理性を司り、感情のコントロールを担っています。40~50代くらいから、前頭葉の機能が低下し始める。これも、中高年になると感情のコントロールが難しくなり、怒ったときにブレーキがきかなくなる原因だと考えられます」(和田さん)

※女性セブン2020年9月3日号

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