■中河原海岸(三重県)
住所:三重県津市高洲町
悲惨な水難事故を生んでしまった海岸(写真/共同通信社)
1955年7月28日、津市の女子中学生36人が水泳講習中に溺死する事件が発生。突然高波が襲いかかったと当時の新聞にはあるが、「頭巾をかぶった何者かが海の中へ引きずり込んでいた」という生存者の証言もあった。じつはその10年前の終戦直前に、米軍の無差別空襲で約250人が落命し、遺体はこの砂浜に埋められたという。
■油井グランドホテル(千葉県)
住所:千葉県東金市油井(東金ICそば)
1970年代にオープンし、1995年、いけす料理店に転換。看板から別名「ホテル活魚」とも。刺殺事件や焼身自殺など次々と事件が起きるという噂があったが、2004年、女子高校生が5人組の男に拉致、絞殺された。死体は大型冷蔵庫に遺棄。凄惨な事件の舞台となってしまった。現在も廃墟が残り、訪れる人も多い。
【体験者の声】
「毎日車で通るのだが、白い服の女性が目の前を横切り、建物の前の森にふっと消えるのを何度も見る」
「重い扉が急に開いた」
「2年前に行ったとき、やんちゃな高校生がうるさくて肝だめしにならなかった」
■犬鳴隧道(いぬなきずいどう・福岡県)
住所:福岡市と直方市を結ぶ県道21号線上
「周辺には地図上には存在しない村がある」という都市伝説が生まれ、ホラー映画『犬鳴村』まで作られた最恐スポット。1975年に新犬鳴トンネルが開通し、使われなくなった旧隧道は治安が悪化。強姦、保険金殺人事件や、1988年には20才男性の暴行・焼殺事件で全国にその名が知られることになった。現在、旧トンネルは通行不可になっている。
【体験者の声】
「友人の1人が急に『行かないかんけん』とひとり言をつぶやきながら歩き出し、慌てて引き返した。彼はただ、『高いところから落とされて死んだ夢を見た』とだけ覚えていた」
※女性セブン2020年9月3日号