軸は人気でも前走安田記念4着のGⅠ牝馬ノームコア。ヴィクトリアマイルではコンマ7秒離されていたアーモンドアイとの差を、コンマ1秒まで詰めており、昨年のヴィクトリアマイルではラッキーライラックを破っている。横山典騎手はこのレース2勝2着2回3着4回と好相性だ。
北海道での競馬が初めてということで洋芝適性については陣営も慎重だが、ハービンジャー産駒は昨年の覇者ブラストワンピース、2016年3着のモズカッチャンと頭数が少ないわりに結果を出している。祖父の大種牡馬デインヒル産駒もエアエミネムとファインモーションも当然のように勝っている。
相手はドレッドノータス、ペルシアンナイトというハービンジャー産駒2頭に、函館記念で復活したアドマイヤジャスタと重賞未勝利でも北海道で4勝のポンデザール。ラッキーライラックはもちろん有力だが3連単の2、3着付けぐらいしか妙味がないだろう。
●ひがしだ・かずみ/伝説の競馬雑誌「プーサン」などで数々のレポートを発表していた競馬歴40年、一口馬主歴30年、地方馬主歴20年のライター。