“育ちがいい人”の所作を参考にしよう
よく「美意識は細部に宿る」などというが、“育ち”も爪や髪の毛先などの“細部”に表れる。爪、髪、肌などの手入れはもちろんのこと、ひじ、ひざ、かかとなど、隠れているところにも手を抜かず、普段からお手入れをしておけば「自分自身を大切にしている、余裕のある人」というイメージを与えられる。
服装はTPOをわきまえ、年相応、かつ季節感を重視するように心がけたい。
「自信があるかたはミニスカートや肌見せファッションをしてもかまいませんが、あまりにも丈が短かったり、デザインが派手すぎたり、年齢とのギャップが大きいと、品がなく見えます。また、短いスカートをはいて椅子に座るときにハンカチをひざの上に広げるのは、一見女性らしいように思えますが、“そこまでして短いスカートをはきたいのかしら?”と、かえって下品な印象を与えることも」
表情は「真顔」と「笑顔」の中間くらいの“ほほえみ”がベスト。
「ほどよくほほえむことが苦手なかたは意外と多いように感じます。真顔になったり、ケラケラと声を上げて笑ったりすることはできても、心地よい適度なほほえみは苦手なのです。“その表情で接したときに、相手がどう感じるか”を考えて、やわらかく上品な表情ができるように練習してみてください」
※女性セブン2020年9月3日号