「靴を脱いだときに見えるインソール(中敷き)やヒールのすり減り、スカートのすそのほつれなど、自分でも気づきにくいような細かいところまで美しく整えられていると、育ちのよさを感じさせます」
取れかけのボタンや、歩くたびにコツコツと大きな音が鳴るようなヒールでは、品がいいとは言い難い。さらに、かばんの中に残ったゴミや、財布にパンパンにたまった不要なレシートなど、他人からは見えにくいところこそ、気を抜かずにいたい。
「育ちのいいかたは、“もしものとき”“人に見られたとき”の備えも万全です。かばんの中には、伝線してしまったときのための“替えのストッキング”、急な会食や飲み会などでお金のやり取りが発生したときのための“ポチ袋”、お菓子をいただいたときのお皿代わりやハンカチ、ちり紙代わりにもなる“懐紙”があると、ワンランク上の振る舞いができるでしょう」
※女性セブン2020年9月3日号