「わたナギ」のヒロイン・多部未華子(時事通信フォト)
同世代の男性やカッコいい男性と付き合っていると、仕事のことで対抗心や嫉妬が絡んだり、相手の心変わりに不安になったりする。そうしたストレスも感じさせない相手がユリさんにとっては「かわいいおじさん」なのだ。女性が主導権を握ることができるのも魅力だという。
「色気のない関係でも、もし私が誘ったら彼は断わらないような安心感があった。それに彼が口説こうとしてこないからかえって燃えたんでしょうね。私から誘わない限り進まないのはわかっていたし、もし彼がいなくなったらって考えるとすごくイヤだったので、私のほうから思い立って“もっと一緒にいて”って半ば強引に一線を超えました」
もう俺なんて──そう“戦線離脱”していたおじさんたちにとって、希望が持てる時代がやってきたのかもしれない。
※週刊ポスト2020年9月11日号