翌週には古舘伊知郎が駆けつけ関東話芸の妙。太田の母の葬儀にとんでいった古舘のおっちょこちょいなエピソードに爆笑。関東人の男気にふれほほえましかった。
そして何より深夜放送『爆笑問題カーボーイ』に、ラジオ界ではでかい面と体をしている帝王、伊集院光がはせ参じ、深夜の両横綱の揃い踏みとなり“神田伯山”から“TBSラジオ秋の改編”までメッタ斬り。聞いてるこっちが「こいつら大丈夫か」と心配した。
そんな中でもいつも太田はそっと私に手紙をくれる。なんせケータイすら持ってない。様々、田中の様子など書いてくれて「どうやら片玉コロナというらしく、今は元気に病室の患者達と賭け麻雀をやってます」。嬉しい知らせだ。
〈追伸〉我々の大先輩、のり平先生の本『何はなくとも三木のり平』(青土社)が9月中旬に刊行。大絶賛のオビを書かせてもらいました。
■イラスト/佐野文二郎
※週刊ポスト2020年10月2日号