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2020.10.13 16:00  NEWSポストセブン

自由すぎる学校「麻布」で異色の国際弁護士が学んだこと

数々の大物がくぐった麻布の門

麻布を選んだ理由はフランキー堺さん

「兄の影響で麻布を選んだと言いましたが、もう一つ麻布に惹かれる理由がありました。麻布はあの喜劇の天才フランキー堺さんを輩出した学校です。彼に関する面白いエピソードを聞いたことがありました」

 フランキー堺さんが在学中の冬、教室の中でたき火をすることになった。当時校舎は木造だったので、大事故につながりかねない危険行為だ。ちなみに2019年の4月にも火遊びが原因で学校内で火災が発生し大ごとになった。

 堺さんが枯れ枝を集めに行って教室に戻ると、仲間はすでにたき火を始めており、そこに通りかかった体育のA先生が激怒の最中だった。状況を察した堺さんは、手に持っていた枯れ枝をさっと隠し、教室に入る。

 A先生が「やっぱりお前か!」と怒鳴る。堺さんは「いえ、先生。私は校庭で遊んでおりましたところ、なんと我が母校からもくもくと煙が上がるではありませんか。我が母校の一大事とばかりに、矢も盾もたまらず駆けつけた次第です」と芝居をうつ。

 A先生もそれに乗る。「偉い! みんな堺を見習え!」と言って事なきを得た。あとで堺さんはみんなにラーメンをおごったという。

「そのエピソードを聞いて、麻布に入りたいと思ったんですね。麻布に入ってからA先生に聞いたら、『本当だ』と言っていましたよ。同じく麻布出身の喜劇役者の小沢昭一さんも大好きでしたけれど」

麻布に入ったときの印象は?

「入ってすぐにわかった。これはかなわないと。それぞれの生徒が何かしらの特色をもっていた。あるひとは勉強だし、あるひとはギターだし、あるひとはひらめきだし……」

 立ち読み勉強法で鍛えた湯浅さんの成績は?

「常に上位ではありました。でもそれは努力の成果ではまったくないですね」

 宿題なんかはちゃんとやっていた?

「宿題はやらなかったというか、そもそも出ませんでした。だって先生が言うんです。『出したってどうせやんないんだろ、君ら』って。宿題を出しても誰一人やって来ないから出さないというのが共通理解になっているんです」

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