芸能

尾上松也の母・河合盛恵さん「今度は自分の花を咲かせたい」

尾上松也、春本由香の2人の子と 盛恵さんは険しい人生を歩んできた

 歌舞伎だけでなく多方面で活躍する尾上松也(35才)。その母である河合盛恵さん(64才)にもまた、注目が集まっている。『ぴったんこカン★カン』(TBS系)などのバラエティー番組に出演するたび、その豪快なキャラクターから「松也のママ、強烈すぎる……」と、SNSなどで話題となっているのだ。

 盛恵さんの夫、つまり松也の父である歌舞伎俳優・尾上松助(享年59)が亡くなったのは、2005年12月のこと。当時、松也は20才、妹の真由香(27才。劇団新派に入団し、春本由香として活躍中)は13才だった。盛恵さんはこう話す。

「松也がここまでくるには、本人は口にしませんが、ひとかたならぬ苦労があったと思います。梨園ではよく、『父親を亡くすと苦労する』といいますが、一般のかたにはこれはわかりにくいかもしれません。父親がいないということは後ろ盾がなくなるということ。具体的に申しますと、キャスティングに影響のある幹部俳優に意見が言える人がいないということです。いいお役がつかないと、新規のファンがつかず、チケットも売れない。チケットが売れないと人気がないとみなされ、いいお役がつかない。堂々めぐりになるんです」(盛恵さん・以下同)

 そんな中で、松也は、自分の道を切り開くため、通常公演以外にもさまざまな家の役者の懐に入り、学んでいった。2008年には市川猿之助(44才)の勉強会に参加。2009年には自主公演『挑む』を立ち上げる。その際には大きな借金を負い、一時は自殺も考えたとテレビ番組で告白したが、そのことは盛恵さんは知らなかったという。

 松也は歌舞伎以外のジャンルにも挑戦していく。2012年に蜷川幸雄演出の舞台『騒音歌舞伎(ロックミュージカル)ボクの四谷怪談』(シアターコクーン)に出演したのを皮切りに、数々の舞台に立った。

 2014年には元AKB48の前田敦子(29才)との熱愛が報じられたが、過熱する報道をものともせず、テレビのバラエティー番組にも進出。その後の活躍は周知の通りだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《真美子さんと娘が待つスイートルームに直行》大谷翔平が試合後に見せた満面の笑み、アップ中も「スタンドに笑顔で手を振って…」本拠地で見られる“家族の絆”
NEWSポストセブン
“高市効果”で自民党の政党支持率は前月比10ポイント以上も急上昇した…(時事通信フォト)
世論の現状認識と乖離する大メディアの“高市ぎらい” 参政党躍進時を彷彿とさせる“叩けば叩くほど高市支持が強まる”現象、「批判もカラ回りしている」との指摘
週刊ポスト
国民民主党の玉木雄一郎代表、不倫密会が報じられた元グラビアアイドル(時事通信フォト・Instagramより)
《私生活の面は大丈夫なのか》玉木雄一郎氏、不倫密会の元グラビアアイドルがひっそりと活動再開 地元香川では“彼女がまた動き出した”と話題に
女性セブン
バラエティ番組「ぽかぽか」に出演した益若つばさ(写真は2013年)
「こんな顔だった?」益若つばさ(40)が“人生最大のイメチェン”でネット騒然…元夫・梅しゃんが明かしていた息子との絶妙な距離感
NEWSポストセブン
前伊藤市議が語る”最悪の結末”とは──
《伊東市長・学歴詐称問題》「登場人物がズレている」市議選立候補者が明かした伊東市情勢と“最悪シナリオ”「伊東市が迷宮入りする可能性も」
NEWSポストセブン
日本維新の会・西田薫衆院議員に持ち上がった収支報告書「虚偽記載」疑惑(時事通信フォト)
《追及スクープ》日本維新の会・西田薫衆院議員の収支報告書「虚偽記載」疑惑で“隠蔽工作”の新証言 支援者のもとに現金入りの封筒を持って現われ「持っておいてください」
週刊ポスト
ヴィクトリア皇太子と夫のダニエル王子を招かれた天皇皇后両陛下(2025年10月14日、時事通信フォト)
「同じシルバーのお召し物が素敵」皇后雅子さま、夕食会ファッションは“クール”で洗練されたセットアップコーデ
NEWSポストセブン
高校時代の青木被告(集合写真)
【長野立てこもり殺人事件判決】「絞首刑になるのは長く辛く苦しいので、そういう死に方は嫌だ」死刑を言い渡された犯人が逮捕前に語っていた極刑への思い
NEWSポストセブン
米倉涼子を追い詰めたのはだれか(時事通信フォト)
《米倉涼子マトリガサ入れ報道の深層》ダンサー恋人だけではない「モラハラ疑惑」「覚醒剤で逮捕」「隠し子」…男性のトラブルに巻き込まれるパターンが多いその人生
週刊ポスト
問題は小川晶・市長に政治家としての資質が問われていること(時事通信フォト)
「ズバリ、彼女の魅力は顔だよ」前橋市・小川晶市長、“ラブホ通い”発覚後も熱烈支援者からは擁護の声、支援団体幹部「彼女を信じているよ」
週刊ポスト
ソフトバンクの佐藤直樹(時事通信フォト)
【独自】ソフトバンクドラ1佐藤直樹が婚約者への顔面殴打で警察沙汰 女性は「殺されるかと思った」リーグ優勝に貢献した“鷹のスピードスター”が男女トラブル 双方被害届の泥沼
NEWSポストセブン
公務に臨まれるたびに、そのファッションが注目を集める秋篠宮家の次女・佳子さま(共同通信社)
「スタイリストはいないの?」秋篠宮家・佳子さまがお召しになった“クッキリ服”に賛否、世界各地のSNSやウェブサイトで反響広まる
NEWSポストセブン