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2020.10.17 07:00  NEWSポストセブン

「学術会議が正しい」は思い込み?フォーカシング効果とは

菅義偉・首相の学者たちに対する姿勢はどこまで発展するか

学術会議の任命拒否は「恣意的」なのか

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々の心理状態を分析する。今回は、日本学術会議が推薦した会員候補6人の任命を菅義偉首相が拒否した問題について。

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「菅首相が学問の自由を侵害、日本学術会議の会員候補6人の任命を拒否」という報を聞き、最初にこう思った。菅政権はそんな所にまで首を突っ込むのか。学問の世界に政治を持ち込み、その人事権まで掌握したいのかと。

 安倍政権を揺るがした森友・加計問題で“忖度”というフレーズが流行語になり、政権による官僚支配が問題視されたのはほんの数年前。その元凶となっていたのが、第2次安倍政権で創設された「内閣人事局」の存在だ。政権が官僚の人事権を握っていたことで、官僚は国民ではなく、政権や官邸の顔色を伺いながら行政を行うようになった。

 任命を拒否された6人は、いずれも政府に批判的な発言をしてきた過去があるという。専門分野では著名な学者として知られているが、安全保障法案や共謀罪法案について、政権とは反対の意見を述べてきた人も含まれているらしい。そう聞けば尚更のこと、菅政権はここでも人事権を握り、学術会議を“政府の言うことを聞く御用学者の集まり”に変えたいのではないかと思えたのだ。

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