7月7日発売の「週刊ポスト」は、参院選を控えた政界に巣食う「財務省派」を与野党問わず白日の下にさらす。すべての党が「減税」「給付」「国民負担減」と叫ぶが、そのなかには財務省に操られた騙し文句が散らばめられている。この特集で国民の敵をあぶり出す。さらに、政府の健康保険カットによって市場拡大が見込まれる市販薬の報じられない重大副作用事例、万引きで逮捕されたプロ野球レジェンドの悲痛な赤貧告白、中居正広トラブルのさらなる真相、九州の群発地震と巨大地震の関連など、知っておくべき貴重な情報を満載でお届けします。
今週の見どころ読みどころ
◆フジテレビのドン・日枝久に直撃!「退職金はありません」
中居正広トラブル以降は雲隠れし、6月25日の株主総会も欠席したまま取締役相談役を退任した日枝氏。本誌はついに本人を直撃して肉声を得た。総会でも質問の出た「20億円にものぼる退職金」については、「そんなのあり得ません!」と強く否定し、「退職金はありません」とまで主張した。ただし、退職金制度が廃止される以前の分については、「株で受け取る」ことを認めた。その他、フジ社屋に出入りしているとされる報道や総会欠席の理由とされた「骨折」などについて、時に感情をあらわにしながら雄弁に語った。
あわせて前号で報じた「中居正広氏の『事案後』メール」問題について、フジテレビ幹部の関与が疑われるさらなる疑惑を詳細に検証した記事も掲載する。
◆MEGA地震予測が警告する「7月末までに箱根で巨大地震」
トカラ列島の群発地震は巨大地震の前兆なのか。誰もが心配していることだろう。残念ながら本誌で注目されるMEGA地震予測を含め、そのメカニズムを完全に解明した理論はまだない。ただし、同予測ではこの群発地震を含め、ここ数か月の日本列島の異常な地震リスクは事前に警告していた。その予測が次に警告するのは、北海道、九州そして首都圏などの地域だ。箱根では5月下旬に異常な地殻変動が起きていた――。
◆350勝投手・米田哲也が告白「万引き事件とマスコミの嘘と赤貧の老後」
3月に「缶チューハイ2本」を万引きして逮捕された米田氏。歴代最多登板、歴代2位の勝ち星、野球殿堂入りなど輝かしい球歴からは想像できない事件だった。初めて本誌の独占インタビューに応じ、あけすけに事件の真相と背景を語った。「スリルがあった」「過去にもやった」「家賃は10年払っていない」などと告白する一方で、マスコミの報道には「全くのデタラメ」と憤りを隠さなかった。知られざる現役時代のトレード話も披露し、「やっぱり巨人、読売やと思う」と悔しさもにじませた。
◆6位の進次郎までは増税確定! 財務省が熱望する「ポスト石破」ランキング
政界を見渡せば、自民党も有力野党も「増税派」で占められている。本誌は専門家らの取材・分析を数値化し、財務省が歓迎する「ポスト石破」の政治家をランキングした。なんと1位に輝いたのは最大野党・立憲民主党の野田佳彦・代表。財務省内では「使い勝手よしひこさん」とバカにされている。それに与党幹部が続くランキングで、6位に食い込んだのが小泉進次郎・農相。こちらは省内で「吹き込めばその通りに動く」と評されているとか。こんなメンツしかいなければ国民の政治不信は払拭できるはずもない。
◆新聞・テレビが報じない「市販薬の副作用が疑われる死亡・後遺症」リスト
厚労省所管の独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」では、薬や医療機器によるトラブル事例を集めて検証し、定期的に公表している。しかし、それが大メディアで報じられることはほとんどない。患者にとって重大な情報であり、ひいては安全で良質な医療につながるはずの情報は広く国民に知られるべきものだ。本誌は市販薬で起きた重篤な副作用が疑われる事例を薬品名とともに一覧で公開する。あわせて「猛暑に飲むと危ない薬」もリポート。
◆<徹底調査>青汁王子は18位!「平成生まれの長者番付21人」大公開
上場企業の株主名簿を調査して、そのなかから平成生まれの億万長者21人を抽出した。起業家が目立つのは当然だが、それぞれの人柄を取材すると、先輩世代の長者たちとは明らかに違う多彩な経歴が目を引いた。麻雀のプロだったり、歌舞伎役者だったり、プロ野球を目指した有望選手だったりと、新世代ならではの顔ぶれとなった。18位にランクインした青汁王子こと三崎優太氏にも「若き億万長者」の本当の生活ぶりを聞いた。
◆ビートたけしが提言!「白鵬軍vs日本相撲協会のガチンコ興行をやってくれ」
好角家でもあるたけしは、相撲協会を追われるように辞めた白鵬の業績を高く評価している。「世界相撲グランドスラム」を立ち上げるという白鵬にエールを送り、相撲協会を挑発すればガチンコ対決も実現すると読んだ。「大相撲側は逃げるわけにはいかない」「世界中で空前の相撲ブームが到来する」と予言した。
◆<現地調査>安倍晋三・元首相邸のご近所が中国人に買い占められていた
安倍元首相や麻生太郎・元首相、ユニクロの柳井正・会長らの私邸が並ぶことで知られる東京の超高級住宅街「松濤」。その界隈がいま、中国の超富裕層に大人気だという。中国人向けの不動産会社らを取材すると、マンションでも10億円以上、土地付きの邸宅ともなれば数十億円の物件が飛ぶように売れているという。地元住民も「中国人が増えた」と認め、一部ではルール違反の民泊トラブルも起きていた。
◆<グラビア特別企画>専門医が監修した「たのしくできる認知症診断テスト」
認知症になりたくない――中年を迎えて物覚えが悪くなったり人の名前が出てこなくなったりすると、多くの人は「もしかして……」と不安になる。認知症の難しさは、物忘れなど心配する必要のない加齢による現象と見分けがつきにくいことだ。それは専門医にとっても悩みのタネであり、だからそれを見分ける方法が研究され続けている。そこで、認知症専門医の協力を得て、遊びながらできる認知症自己診断テストを公開する。まちがい探しやパズル、漢字問題など、つい熱中してしまうたのしさです。遊び終わったら、いよいよ診断結果のページへ!
◆がんステージ4の億り人が明かす「どん底」投資術&推奨銘柄
元手50万円から資産50億円を築いたことで有名な億り人「たーちゃん」氏が、サラリーマンでもできるという独自に編み出した投資術を説く。同氏はステージ4のがんを宣告され、資産を消費しようとしたものの、「散財する才能」がないことに気づいて「投資こそライフワーク」と心に決めた。その極意は「逆張り」「シクリカル」「ストーリー」など成功体験から導かれたテクニックに支えられていた。
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