交通事故を減らすのが目的というのは理解できても、「燃費が悪くなるのでは?」「他の車両に迷惑なんじゃないのか?」と考える人はいるでしょう。ただし、そうした心配は杞憂に過ぎません。
現在の自動車のヘッドライトは、非常に高性能になっており、燃費悪化に対する影響は小さなものになっています。燃費は日中よりも夜間走行のほうが悪いと実感している人はほとんどいないでしょうし、万一の交通事故で発生する損害や補償などにかかる費用の大きさを考えれば、燃費悪化など本当にわずかなものです。
また、「他の車両に迷惑」なのは、ヘッドライトの照らす方向や角度が狂っているのが最大の理由です。ちゃんと整備されたヘッドライトであれば、それほど他のクルマに迷惑をかけることもありません。
「オートライト」は無駄なものではなく、自身を交通事故という厄災から遠ざける有益な手段です。馴染みのない装備だからと忌諱するよりも、いち早く使いこなして交通事故のリスクを下げるのが賢いドライバーなのではないでしょうか。