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桑田佳祐 サザンオールスターズ私設応援団に書いたお礼状

私設応援団「しじみ倶楽部」の会報。イベントに参加した感想を中心にした会報を。ライブや現在は休止しているが、3か月に1度の割合で発行していた(写真/長坂浩さん提供)

 幅広い層から広く愛される国民的バンド「サザンオールスターズ(以下「サザン」)。彼らをデビュー当時から応援し、ファンの間で「伝説のファン」と呼ばれる長坂浩さん(58才)に、長年の応援活動を通して集めた「お宝」を披露していただきながら、サザンオールスターズの思い出や魅力について語ってもらった。SNSの登場でファンコミュニティーは変化する──。

 * * *
 ファン同士がもっと交流して、新しいファンにも昔のことを知ってもらいたいと思い、私はオフ会を開くようになりました。SNSのはしりとなるmixiで「ヅラ職人の部屋」というコミュニティーサイトを2003年に作り、ファンイベントなどを行いました。

「ヅラ職人」というのは、2000年にサザンが行ったミレニアムライブで、『マンピーのG★SPOT』という曲のとき、桑田佳祐さんがハゲオヤジのヅラをかぶっていたのにちなんで命名したものです。当時は私も似たようなカツラをかぶって活動していました。

 その流れから2004年7月に私設応援団「しじみ倶楽部」を発足させました。これには原由子さんの3才年上のお兄さんに名誉会長になってもらうようお願いしました。原さんのお兄さんは横浜市内で天ぷら店を営んでおられ、定食にしじみ汁も出されることから「しじみ倶楽部」と命名。全国でサザンのライブがあると、そこでカラオケ大会をしたり、桑田さんの地元である神奈川県茅ヶ崎市でファン交流イベントを行ったりしています。

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