SNSでは定番袋麺のアレンジキャンペーンも
秋になってスーパーの棚には各社の様々な新製品も登場している。
日清食品の「日清これ絶対にうまいやつ!」、明星食品の「麺神 神太麺×旨」、東洋水産の「マルちゃん正麺 担々麺」、棒ラーメンで知られるマルタイの「袋・一幸舎監修豚骨ラーメン5食」などバラエティ豊かな袋麺が食欲をそそる。
アジア各国の袋麺も人気だ。有名なのは韓国の「辛ラーメン」(農心ジャパン)。旨味と辛さが特徴だ。韓国製品では、オットギ社の「ジンラーメン」も日本市場に参入した(輸入販売元はオンガネジャパン)。珍しいところではベトナムのゴン・ラムベトナム社の「パクチーラーメン」。輸入食品を扱うカルディの人気商品だ。
輸入食品を扱う店ではアジア各国のラーメンも人気
袋麺の新たな食べ方をSNSを通じて広めるキャンペーンを展開しているのはサンヨー食品。「サッポロ一番」の新しい美味しさを見つけよう!というフレーズで「おうちで偏愛フェス」という消費者参加型のキャンペーンをツイッター、インスタグラムで展開中だ。
「おうちで偏愛フェス」(サンヨー食品HPより)
インスタに紹介されているアレンジレシピは多彩。「夜のがっつりごま味ラー飯」は、砕いた麺と炒めた豚肉、玉ねぎ、白飯をコラボさせ、真ん中に目玉焼きを置く食べ応えのある一品だ。炊飯器を使ったレシピやホットプレートを使ったもの、さらには冷やしラーメンアレンジも。有名人や有名シェフらが考案したオリジナルレシピが楽しい。
1958年にチキンラーメン(日清食品)が登場してから62年。日本即席食品工業会のHPによると、2019年に日本国内で発売された袋麺(JAS製品)は246銘柄に上る。カップ麺も含めた即席麺の輸出先は51か国・地域に及び、その量は約9078万食にもなるというから世界食だ。
コスパが良くてアレンジの幅が広い袋麺。商品の多彩化、オリジナルレシピの広がりなど家族で食べる回数が増える可能性は大。家庭内の袋麺需要が街のラーメン店の存在を脅かす日が来るかもしれない!?