インターフォンの小さなモニターでは“配達員”の異変には気づかない。まさに死角を突いた犯行

インターフォンの小さなモニターでは“配達員”の異変には気づかない。まさに死角を突いた犯行

 警察の聴取は今も続き、1日6時間にも及ぶことがあるという。

「警察によれば、実行犯は2人、彼らへの指示役が1人、逃亡するための運転手が1人の計4人による犯行でしたが、余罪の疑いもあるとか。犯行組織の一部に過ぎないのではないか、とのことです。警察は私を聴取するばかりで、お金はいくら残っていて、いつ返してくれるかは教えてくれません」

 事件翌日の27日から約1週間、26社のメディアが自宅に押しかけ、里美はすべて対応したという。その“準備が良すぎる”対応に「売名行為」との批判の声もある。

「事件当日は自宅に30人近い警察官が押しかけて現場検証の後に目黒署で聴取を受け、その翌日は朝から10社以上もの取材を受けてと連日、寝不足ですよ。聴取はともかく、私が取材してほしいと頼んでるわけじゃないのに売名行為と言われるのはつらいです」

【プロフィール】
里美ゆりあ(さとみ・ゆりあ)/1984年生まれ、神奈川県出身。身長158cm、B86・W56・H84。18歳でAVデビューし、水商売などを経て27歳で里美ゆりあ名義で再デビュー。バラエティ番組『おねだりマスカットDX!』(テレビ東京系)や韓国映画の主演女優などにも抜擢。

取材・文■河合桃子

撮影/井上たろう

※週刊ポスト2020年11月20日号

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