スポーツ

NHK相撲中継には映らない「お楽しみ抽選会」が大人気

抽選も親方たちが担当(撮影/雑誌協会)

抽選も親方たちが担当(撮影/雑誌協会)

「では、正面からいきます。桝席3列目の15番!」といった声がかかると、客席からは当選者の「は~い」と喜ぶ声が響く。呼ばれた観客から返事がないと、「不在のようなので引き直します」とアナウンスが流れ、また歓声があがる。取材した日は、5人目の当選者の座席番号が発表され、正面の観客が席を立って帰り始めようとすると、呼ばれた番号が不在。すると、歓声とともに正面の観客がぞろぞろと席に戻り始めた。

 5人目までの抽選が終わると正面の観客たちが退席し、次に向正面の抽選に移る。これを4回繰り返してお開きとなる。当選者はエントランスで景品を手渡されるのだが、ここでも現役を退いたばかりの武隈親方(元大関・豪栄道)や荒汐親方(元前頭・蒼国来)がプレゼンターを務め、国技館に足を運んだ熱心なファンたちに好評だ。

客席も大いに盛り上がる(撮影/雑誌協会)

客席も大いに盛り上がる(撮影/雑誌協会)

 取組中は大声での応援を控え、力士の四股名がプリントされたタオルを掲げる、あるいは拍手での応援が推奨されていることもあり、むしろ打ち出し後の抽選会イベントのほうが盛り上がっているようにさえ見えた。こうしたファンサービスで、2横綱、2大関が休場してしまうという大きな穴を埋められたなら良いのだが。

関連キーワード

関連記事

トピックス

詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
《学歴詐称疑惑の田久保眞紀・伊東市長》東洋大卒記者が卒業証明書を取ってみると…「ものの30分で受け取れた」「代理人でも申請可能」
NEWSポストセブン
オンカジ問題に揺れるフジ(時事通信)。右は鈴木善貴容疑者のSNSより
《フジテレビに蔓延するオンカジ問題》「死ぬ、というかもう死んでる」1億円以上をベットした敏腕プロデューサー逮捕で関係する局員らが戦々恐々 「SNS全削除」の社員も
NEWSポストセブン
キャンパスライフを楽しむ悠仁さま(時事通信フォト)
《新歓では「ほうれん草ゲーム」にノリノリ》悠仁さま“サークル掛け持ち”のキャンパスライフ サークル側は「悠仁さま抜きのLINEグループ」などで配慮
週刊ポスト
70歳の誕生日を迎えた明石家さんま
《一時は「声が出てない」「聞き取れない」》明石家さんま、70歳の誕生日に3時間特番が放送 “限界説”はどこへ?今なお求められる背景
NEWSポストセブン
一家の大黒柱として弟2人を支えてきた横山裕
「3人そろって隠れ家寿司屋に…」SUPER EIGHT・横山裕、取材班が目撃した“兄弟愛” と“一家の大黒柱”エピソード「弟の大学費用も全部出した」
NEWSポストセブン
イスラエルとイランの紛争には最新兵器も(写真=AP/AFLO)
イスラエルとの紛争で注目されるイランのドローン技術 これまでの軍事の常識が通用しない“ゲームチェンジャー”と言われる航空機タイプの無人機も
週刊ポスト
ノーヘルで自転車を立ち漕ぎする悠仁さま
《立ち漕ぎで疾走》キャンパスで悠仁さまが“ノーヘル自転車運転” 目撃者は「すぐ後ろからSPたちが自転車で追いかける姿が新鮮でした」
週刊ポスト
無期限の活動休止を発表した国分太一
「こんなロケ弁なんて食べられない」『男子ごはん』出演の国分太一、現場スタッフに伝えた“プロ意識”…若手はヒソヒソ声で「今日の太一さんの機嫌はどう?」
NEWSポストセブン
9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《模擬店では「ベビー核テラ」を販売》「悠仁さまを話題作りの道具にしてはいけない!」筑波大の学園祭で巻き起こった“議論”と“ご学友たちの思いやり”
NEWSポストセブン
1993年、第19代クラリオンガールを務めた立河宜子さん
《芸能界を離れて24年ぶりのインタビュー》人気番組『ワンダフル』MCの元タレント立河宜子が明かした現在の仕事、離婚を経て「1日を楽しんで生きていこう」4度の手術を乗り越えた“人生の分岐点”
NEWSポストセブン
元KAT-TUNの亀梨和也との関係でも注目される田中みな実
《亀梨和也との交際の行方は…》田中みな実(38)が美脚パンツスタイルで“高級スーパー爆買い”の昼下がり 「紙袋3袋の食材」は誰と?
NEWSポストセブン
カトパンこと加藤綾子アナ
《慶應卒イケメン2代目の会社で“陳列を強制”か》加藤綾子アナ『ロピア』社長夫人として2年半ぶりテレビ復帰明けで“思わぬ逆風”
NEWSポストセブン