ひな壇に並んだ菅内閣の面々
そんな解けない謎に気の晴れない日を送っていたら、私にも思わぬところから弾が飛んできた。ある日、あるところで買ったお菓子のイラストが面白かったとFacebookにアップしたら、深夜3時2分、メッセージ欄にYという男から次のようなメールが届いたの。
「かなり悪質な投稿です。通報しますよ。今すぐ著作権者の許可を取ってください。尚、違法投稿を削除しても違法行為は無かったことになりませんし、削除したことで証拠隠滅した罪がさらに重くなります。破滅しますよ」
基本、Facebookは、友達申請をしたりされたりして、承認した人とやり取りをするものだけど、共通の友達ゼロの彼をうっかり承認してしまった私。
だから私にも甘いところがあったんだけど、それにしても、この男の言い分がわからない。自分で買ったお菓子の外袋を撮影して、Facebookにアップすることのどこが悪いのか。イラストのみを抽出したり加工するようなことはしていないし、イラストを批判するようなこともしていない。イラストの著作権者と彼は何か関係があるの? で、彼のプロフィールを開いたら、職歴はあいまいで、書いてあるのは出身地のみ。
夜中に悶々とした気持ちでスマホの画面を見ながら、どうしたものかと困っているその間にも、「通報すれば、賠償金は判例から650万円から920万です」「あなたの家族や職場も捜査の対象になります」「これから通報します」と、矢継ぎ早にメールが届くんだわ。
さて、どうしたものか。あれこれ考えた後、何もしないことにした。通報するならすればいいよ。破滅なら、もう半分くらいしているし。
するとどうだろう。気持ちの悪いメールは翌日の午後9時59分まで届いたが、当たり前だけど何事も起きなかった。こんなことが起きるとつくづく思うんだけど、人は話せばわかるなんて大ウソね。話してもわからない人には、何を話したところでわからないのよ。