147cmと小柄な体でマシンガンのようにギャグを連発する芸風で知られる、猫ひろし(43才)。2016年にはカンボジア人としてリオデジャネイロ五輪に出場し、世界でも珍しい“オリンピアン芸人”となった。今は新型コロナウイルスの影響で、カンボジアに帰国できず、日本で練習しながら、東京五輪出場を目指している日々だ。芸人の活動にも影響が出ているという。本人に直撃した。
――講演会や結婚式の余興などもされていましたが、仕事はどうなりましたか?
猫:講演会はほとんどなくなって、仕事は激減しました。余興は、ソーシャルディスタンスを気にしながらですが、ちょっとずつ戻ってきました。
自粛中はあまり仕事がなかったので、YouTubeに動画をほぼ毎日アップしていました。ぼくは芸人ランナーなので、ランナーにすすめるダイエット食とか、走りの動画などを配信しています。ギャグだけの動画もあるのですが、再生数が伸びないんです。コメント欄には「猫さんの走りが見たいんです!」っていう熱いメッセージがありました。ぼくは芸人なのに、このチャンネルではギャグはあまり求められていません…(しょんぼりと)。でもめげずに、走る動画の最後に一発ギャグを入れています!
――コロナ禍で、印象に残るエピソードはありますか?
猫:昨年末なので、まだコロナがここまで騒がれる前ですが、夜中の便でカンボジアから来日したんですね。家族は寝ていたんですけど、家の奥からなにか音がするんですよ。なんだと思ったら、知らない犬が! 嫁と娘が犬を飼ってたんです。猫の居ぬ間に…ショックでしたね…。
それに、自粛期間中に家の中で犬と追いかけっこをしていたら、ぼくは家のタンスの角に突撃しまして、タンスにゴン!って。それで足の小指を骨折しちゃったんですよ。ものすごい音がして、嫁が駆けつけてきて「大丈夫!?」って心配して近くにいた無傷の犬を抱きかかえたときに、家の序列がはっきりしました。嫁、娘、犬、猫っていう…。ちなみに、足は3週間くらいで完治しました。
――走るときにもマスクをしているんですか?