ライフ

激辛食の第4次ブーム到来 初心者にもオススメの旨辛系7品

(撮影/浅野剛)

初心者も挑戦しやすい激辛食が続々登場

 コロナ禍で自粛ムードの2020年の冬は、巣ごもり消費で刺激を求めて“おうち激辛”を楽しむ人が増加し、辛い商品も続々登場している。

「1980年代、激辛スナックが人気を集めた第1次ブーム、エスニックフードが登場した1990年代の第2次ブーム、蒙古タンメンやハバネロが話題となった2000年頃の第3次ブームを経て、マー活や麻辣味ブーム真っ只中のいまが、第4次といわれています」と話すのは、1級フードアナリストで激辛料理専門家の金成姫さん。

「辛みは味蕾で感じる味覚とは異なり、口腔内や舌に存在するカプサイシン受容体で感じる痛みに近い感覚。辛いものを食べると発汗を促すとともに、唾液が出て食欲増進効果をもたらします。その一方、食べすぎると粘膜や気管支を刺激して胃痛や胃もたれ、せきや息切れ、痔を悪化させる可能性もあるので注意しましょう」

 と、糖尿病専門医の市原由美江さんは言う。また、管理栄養士の山内寿子さんは、次のように語る。

「辛みがあると薄味でもおいしく食べられるので減塩効果を高めます。そして代謝が上が
って体全体の血行がよくなり、温まる利点もあります」

 では、厳選した激辛食の「初級編」を紹介しよう。量を調節できる調味料や、初心者でも安心の辛旨系をセレクト。苦手な人にもおすすめだ。

●シビ辛チャイナ 蔵-KURA『担々麺』

(撮影/浅野剛)

シビ辛チャイナ 蔵-KURAの『担々麺』

「痺れる辛さの麻辣味好きに食べてほしい」(金さん・以下同)。酸菜魚麺と同じ魚スープに青唐辛子の酢漬けや自家製ラー油と花椒油で辛みを増強。味を完全再現した冷凍品は、店頭で1個833円(通販は4個〜)。

●古樹軒『羊名人』

 羊肉料理用に開発されたスパイスだが「唐辛子や花椒の麻辣にクミンの風味もあり、スパイシー料理に重宝しています」。唐揚げやフライドポテトのアクセントにも絶好。40g・300円。通販可。

関連記事

トピックス

AIの技術で遭遇リスクを可視化する「クマ遭遇AI予測マップ」
AIを活用し遭遇リスクを可視化した「クマ遭遇AI予測マップ」から見えてくるもの 遭遇確率が高いのは「山と川に挟まれた住宅周辺」、“過疎化”も重要なキーワードに
週刊ポスト
韓国のガールズグループ「AFTERSCHOOL」の元メンバーで女優のNANA(Instagramより)
《ほっそりボディに浮き出た「腹筋」に再注目》韓国アイドル・NANA、自宅に侵入した強盗犯の男を“返り討ち”に…男が病院に搬送  
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(AFLO/時事通信フォト)
「“穴持たず”を見つけたら、ためらわずに撃て」猟師の間で言われている「冬眠しない熊」との対峙方法《戦前の日本で発生した恐怖のヒグマ事件》
NEWSポストセブン
ラオスに到着された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月17日、撮影/横田紋子)
《初の外国公式訪問》愛子さま、母・雅子さまの“定番”デザインでラオスに到着 ペールブルーのセットアップに白の縁取りでメリハリのある上品な装い
NEWSポストセブン
ドジャース入団時、真美子さんのために“結んだ特別な契約”
《スイートルームで愛娘と…》なぜ真美子さんは夫人会メンバーと一緒に観戦しないの? 大谷翔平がドジャース入団時に結んでいた“特別な契約”
NEWSポストセブン
山上徹也被告の公判に妹が出廷
「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】
NEWSポストセブン
靖国神社の春と秋の例大祭、8月15日の終戦の日にはほぼ欠かさず参拝してきた高市早苗・首相(時事通信フォト)
高市早苗・首相「靖国神社電撃参拝プラン」が浮上、“Xデー”は安倍元首相が12年前の在任中に参拝した12月26日か 外交的にも政治日程上も制約が少なくなるタイミング
週刊ポスト
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
《季節感あふれるアレンジ術》雅子さまの“秋の装い”、トレンドと歴史が組み合わさったブラウンコーデがすごい理由「スカーフ1枚で見違えるスタイル」【専門家が解説】
NEWSポストセブン
俳優の仲代達矢さん
【追悼】仲代達矢さんが明かしていた“最大のライバル”の存在 「人の10倍努力」して演劇に人生を捧げた名優の肉声
週刊ポスト
10月16日午前、40代の女性歌手が何者かに襲われた。”黒づくめ”の格好をした犯人は現在も逃走を続けている
《ポスターに謎の“バツ印”》「『キャー』と悲鳴が…」「現場にドバッと血のあと」ライブハウス開店待ちの女性シンガーを “黒づくめの男”が襲撃 状況証拠が示唆する犯行の計画性
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(右の写真はサンプルです)
「熊に喰い尽くされ、骨がむき出しに」「大声をあげても襲ってくる」ベテラン猟師をも襲うクマの“驚くべき高知能”《昭和・平成“人食い熊”事件から学ぶクマ対策》
NEWSポストセブン
オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト