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池江璃花子が奇跡の復活へ リレーで五輪出場の現実味

回復ぶりから2021年の東京五輪にも間に合うか(時事通信フォト)

回復ぶりから2021年の東京五輪にも間に合うか(時事通信フォト)

 東京五輪が1年延期されたことで、「奇跡の復活」の可能性が浮上しているのが競泳の池江璃花子(20)だ。

 メダルの有力候補だった池江だが、2019年2月に白血病を発症。五輪出場を断念し、池江本人も「2024年のパリ五輪を目指す」と語っていた。

 しかしその回復ぶりは、2021年の東京五輪にも間に合いそうな勢いだ。

 10月には日本学生選手権(インカレ)の50メートル自由形で、日本選手権出場資格となる標準記録を突破。次は1月9・10日に開催される「東京都新春水泳競技大会」の100メートル自由形に出場予定だ。

「12月の日本選手権をあえてパスしたのは100メートル種目に出場できるよう練習の強度を上げていくため。勝負は4月3日から行なわれる東京五輪代表選考会のようです。

 狙いは4×100メートルリレー代表でしょう。個人種目は派遣標準記録を決勝で突破した上位2選手が条件のためハードルが高いが、リレーは派遣標準記録をクリアした上位4人が内定となる。

 男子水泳のメダル候補・瀬戸大也が不倫スキャンダルにまみれ、日本水連は五輪の目玉がほしいのが本音。全力でバックアップするのではないか」(水連関係者)

 五輪1年前式典で「1年後の今日、この場所で希望の炎が輝いていてほしいと思います」と語った池江。日本水泳界の希望として光り輝くか。

※週刊ポスト2021年1月1・8日号

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