芸能

嵐ラストライブの舞台裏 前日深夜2時まで続いた松潤のダメ出し

松潤は前日深夜までリハ

松潤は前日深夜までリハ(公式HPより)

 2020年12月31日、嵐は無観客生配信ライブ『This is嵐 LIVE 2020.12.31』を終え、グループでの活動に区切りをつけた。このライブが実現するまでには、人しれぬ苦労があった。

 2020年いっぱいで活動休止することを発表したのは2019年1月。5人はそこから、2年という年月をかけてファンに感謝を伝えながら、長い旅を続けた。その間には、ツイッターなどSNSの解禁やサブスクリプション型音楽ストリーミングサービスで楽曲を配信するなど新たな挑戦もして、ファンを楽しませてきた。

 旅の途中で、新型コロナウイルスが嵐とファンの間に立ちはだかった。2020年4月に予定していた中国・北京での公演は中止。同年5月に新国立競技場で開催されるはずだった「アラフェス」は延期になり、その後、11月に無観客で収録したライブを配信するという変更を余儀なくされた。

 同年11月に予定されていた米ロサンゼルスでのライブも中止。会場は、2019年11月に配信されたシングル『Turning Up』のMVの撮影地だ。決めていたことがその通りにいかないもどかしさを、5人の中で最も感じていたのが松本潤(37才)だった。

「嵐のプロデューサーでもある松本さんは“2019年から動いていたことが崩れては立て直す、その繰り返しだ”とかなり精神的に参っていました」(芸能関係者)

 それでも、それだからこそ、嵐最後の日には強いこだわりを持ち、貫いた。

深夜2時まで続いた松潤の“ダメ出し”

 5人は活動休止を発表してから、12月31日にライブをやることを決めていた。

「コロナ禍で無観客でのライブが現実味を帯びてきた5月から、さまざまなパターンのライブ内容を考えていたそうです」(音楽業界関係者)

 時間は限られていた。打ち合わせが始まったのが2020年の11月、リハーサルが本格化したのは12月初頭だった。メンバーは東京・渋谷にあるジャニーズ事務所のスタジオに何度も集結した。

「各局の特番撮影後に集まるなど多忙を極めていたそうです。リハをしながらも新しいアイディアを出し合うなど、最後までいいライブを作ろうと考えていました」(前出・音楽業界関係者)

 リハーサルの場を東京ドームに移したのは12月27日からだったという。その間、メンバーもスタッフも、最悪の事態にだけはならないようにと万全の対策を取っていた。

「メンバーは外食せず、感染対策を徹底していたし、PCR検査を定期的に受けていたそうです。スタッフも充分に気をつけて、なかにはライブの直前には家族との接触すら避けるため、会場近くのホテルに泊まり込む人もいました。

 リハはだいたい21時には終わり、4人のメンバーはそのまま帰宅していました。ただ、松本さんだけは残ってスタッフと演出について何度も話し合っていた。その間、松本さんの睡眠時間はかなり短かったはず」(ライブ関係者)

関連キーワード

関連記事

トピックス

遺体には電気ショックによる骨折、擦り傷などもみられた(Instagramより現在は削除済み)
《ロシア勾留中に死亡》「脳や眼球が摘出されていた」「電気ショックの火傷も…」行方不明のウクライナ女性記者(27)、返還された遺体に“激しい拷問の痕”
NEWSポストセブン
当時のスイカ頭とテンテン(c)「幽幻道士&来来!キョンシーズ コンプリートBDーBOX」発売:アット エンタテインメント
《“テンテン”のイメージが強すぎて…》キョンシー映画『幽幻道士』で一世風靡した天才子役の苦悩、女優復帰に立ちはだかった“かつての自分”と決別した理由「テンテン改名に未練はありません」
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
《ヤクザの“ドン”の葬儀》六代目山口組・司忍組長や「分裂抗争キーマン」ら大物ヤクザが稲川会・清田総裁の弔問に…「暴対法下の組葬のリアル」
NEWSポストセブン
1970~1990年代にかけてワイドショーで活躍した東海林さんは、御年90歳
《主人じゃなかったら“リポーターの東海林のり子”はいなかった》7年前に看取った夫「定年後に患ったアルコール依存症の闘病生活」子どものお弁当作りや家事を支えてくれて
NEWSポストセブン
テンテン(c)「幽幻道士&来来!キョンシーズ コンプリートBDーBOX」発売:アット エンタテインメント
《キョンシーブーム『幽幻道士』美少女子役テンテンの現在》7歳で挑んだ「チビクロとのキスシーン」の本音、キョンシーの“棺”が寝床だった過酷撮影
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKIが結婚することがわかった
女優・趣里の結婚相手は“結婚詐欺疑惑”BE:FIRST三山凌輝、父の水谷豊が娘に求める「恋愛のかたち」
NEWSポストセブン
タレントで医師の西川史子。SNSは1年3ヶ月間更新されていない(写真は2009年)
《脳出血で活動休止中・西川史子の現在》昨年末に「1億円マンション売却」、勤務先クリニックは休職、SNS投稿はストップ…復帰を目指して万全の体制でリハビリ
NEWSポストセブン
中川翔子インスタグラム@shoko55mmtsより。4月に行われた「フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート2025」には10周年を皆勤賞で参加し、ラプンツェルの『自由への扉』など歌った。
【速報・中川翔子が独立&妊娠発表】 “レベル40”のバースデーライブ直前で発表となった理由
NEWSポストセブン
奈良公園で盗撮したのではないかと問題視されている写真(左)と、盗撮トラブルで“写真撮影禁止”を決断したある有名神社(左・SNSより、右・公式SNSより)
《観光地で相次ぐ“盗撮”問題》奈良・シカの次は大阪・今宮戎神社 “福娘盗撮トラブル”に苦渋の「敷地内で人物の撮影一切禁止」を決断 神社側は「ご奉仕行為の妨げとなる」
NEWSポストセブン
“凡ちゃん”こと大木凡人(ぼんど)さんにインタビュー
「仕事から帰ると家が空っぽに…」大木凡人さんが明かした13歳年下妻との“熟年離婚、部屋に残されていた1通の“手紙”
NEWSポストセブン
太田基裕に恋人が発覚(左:SNSより)
人気2.5次元俳優・太田基裕(38)が元国民的アイドルと“真剣同棲愛”「2人は絶妙な距離を空けて歩いていました」《プロアイドルならではの隠密デート》
NEWSポストセブン
『ザ・ノンフィクション』に出演し話題となった古着店オーナー・あいりさん
《“美女すぎる”でバズった下北沢の女子大生社長(20)》「お金、好きです」上京1年目で両親から借金して起業『ザ・ノンフィクション』に出演して「印象悪いよ」と言われたワケ
NEWSポストセブン