細かな調整は日付が変わってからも続けられた。
「今回のライブでは、巨大なLEDウォールや約40台のプロジェクター、AR技術など最新のテクノロジーが駆使されました。抽選で選ばれたファンの姿やメッセージが会場に映し出されるなど、先駆的な試みもちりばめられた。その分、準備にも調整にも時間がかかったのです」(前出・ライブ関係者)
時には、松本の厳しい声が会場に響くこともあった。
「“もっと明るく!”“ここは絞って!”など、松本さんがリクエストを出すと、スタッフがそれにすぐさま応え、見え方をチェックする。それを繰り返して、最高のライブを作り上げていったのです」(前出・ライブ関係者)
ライブ前日も、松本が演出の最終確認を終えたのは日付が変わった午前2時を回っていたという。迎えたライブ当日、メンバーは16時までに会場入りすると、最終リハーサルを18時半には終えた。そして20時、ついにそのときを迎えたのだった。
※女性セブン2021年1月21日号