中国のエネルギー政策を含む中国の経済政策全般を立案、実行する中国国家発展改革委員会は事態を重視し、「冬以降の電力需要の急速な増加に直面し、関連部門や電力会社と積極的に対策を講じ、電力需要を効果的に保護し、電力供給が全体的に安定し、秩序だったものであることを保証する」などとの声明を発表した。しかし、電力使用制限措置がとられた理由について明らかにしていない。
米政府系報道機関「ボイス・オフ・アメリカ(VOA)」などは「中国政府は昨年10月以降、非公式に豪州産石炭の輸入を禁止し、豪州以外からの石炭の輸入を急いでいるが、絶対量が足りない状態だ。電力使用制限や突然の停電の原因は中国政府の短絡的な対外政策のせいだ」などと論評している。