経済評論家の荻原博子氏(写真/共同通信社)
そもそも、なぜここまで「怖がる派」と「怖がらない派」に世論が真っ二つに分かれたのか。全面的な会食禁止を訴えている「怖がる派」の政治評論家・有馬晴海氏はいう。
「政府がGo Toキャンペーンを始めて、てっきりもう安心なのかと思ったら、感染者が急増して、今度は緊急事態宣言。政府が迷走しているから、国民もどう判断していいかわからなくなっている。
分断を生むべきではないからこそ、“私は普段からこう考えている”と発信し続けることが、『怖がる派』と『怖がらない派』双方の理解につながると考えています」
メディアで激しく主張をぶつけ合う彼らも、実生活では歩み寄りに努めている。なにも私たちの生活がメディア化する必要はない。
※週刊ポスト2021年2月5日号
ネットニュース編集者の中川淳一郎氏