大学入試センター試験の後継として、今年1月、初の大学入試共通テストが行われた(写真/共同通信社)
さらにこんなケースもある。『高学歴モンスター 一流大学卒の迷惑な人たち』(小学館新書)の著者で精神科医の片田珠美さんが話す。
「一流大学を出て医師になったからといって、いい医師になるとは限りません。医師は社会的ステータスが高く、周囲からうらやましがられることが多い職業ですが、基本的にはサービス業です。コミュニケーションが苦手な人には向いていません。親の期待に応え医学部に入って医師になったけれど、人と接する能力が足りず、初期研修の間にうつになってしまった人も実際にいます」
いい大学に行って、いい会社に入って、それなりの地位を築いたにもかかわらず、定年後に「老害」へと転落する人もいる。片田さんが続ける。
「定年後に再雇用された際、派遣社員の若手と並んで業務をこなすことに耐えられず、『おれは現役の頃、副支店長までいったんだ』と威張り散らして、総スカンを食らった人もいます。
こうした傾向は社会的に高い地位を得た人ほど強く、地域のコミュニティーに参加した際も、『おれは大手企業の部長だった』などと偉ぶり、孤立しやすいのです」
築き上げた学歴やキャリアも、周囲から認められなければなんの意味もない。
※女性セブン2021年2月11日号
