藤澤五月。好きな日本酒は而今。「今度は新政にトライしてみたい」((C)JCA IDE)

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 来年に控えた北京五輪に関しては、メンバーは異口同音に「目標のひとつではある」とコメントする程度にとどまる。鈴木夕湖が、「平昌五輪の後くらいから、ずっと出たかったグランドスラムに徐々に出られるようになって、そこで楽しい試合をたくさんして、今度はそこで勝てるようにみんなで考えているうちにいつの間にか時間が経っている感じ」と語ってくれたことがあるが、あるいはそれがチームの総意なのかもしれない。

 現在、4選手は、青森市内のみちぎんドリームスタジアムで開催中のミックスダブルス日本選手権に出場中だ。

 今季はコロナ禍ということもあり無観客で開催されているが、全試合YouTubeなどで放送、配信され常に数千人がライブで視聴するなど、3年前に「ニワカ」と呼ばれたファンが一定数、興味を持ち続けて、ファンの底上げが行われた印象だ。

 初日の試合を終えた選手に明日で銅メダルから3年、と告げると鈴木は「はやっ!」と驚いたのち、感慨のようなものは? との質問に「特にないっす」と即答。吉田夕梨花も「もう過去のことです」と笑顔で返答。藤澤も「あまり過去のことを振り返らない」とした上で「どちらかといえば北京オリンピックまで1年切ったな、という思いのほうがあります」と前向きに応じた。

 その北京五輪への道だが、5月下旬に今年の日本選手権で優勝した北海道銀行フォルティウスと、昨年王者のロコ・ソラーレによる代表決定戦が予定されている。その勝者が国内代表に内定したあと、各国代表チームによる世界大会で五輪出場枠が争われる予定だ。

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