NI-KIとJAYが引っ張る展開
今回の発表を受けて「ENGENE」(彼らのファンの呼称)たちはどのように感じているのだろうか? オーディション番組時代から彼らを応援し、公式ファンクラブにも加入しているという女性ファン・Bさん(30代)はこう語る。
「正直、ANNXパーソナリティの発表で彼らの名前を聞くとは思いもよりませんでした。芸人さんのラジオが好きでよく聴いているのですが、個人的には『コロコロチキチキペッパーズ』が来ると予想していたところ、まさかのENHYPENで、かなりの衝撃でした。
メンバーは日本語を習い始めたばかり。ファン向けの動画で日本語を披露することもありますが、会話ができるというレベルではありません。ただ、日本人のニキくんだけでなく、英語と日本語が話せるメンバー・JAY(ジェイ)くんもいるので、彼らが引っ張ってくれるはずです。
正直、K-POP界の過酷なダンスと歌のレッスンの間に、日本語レッスンを受け、さらに日本のラジオ番組を毎週担当するのは、かなりの重圧でしょう。その苦労は計り知れませんが、押しつぶされないように私もハガキ職人となり支えたいですね」(Bさん)
別の女性ファンCさん(20代)は、グループが掲げるコンセプトに注目している。
「オーディションでメンバーが発表された際、プロデューサーのパン氏はこのENHYPENというグループ名に、『音楽を通じて人と世界をつなぐ、つまり連結記号“-(ハイフン)”のようになってほしい』というメッセージを寄せました。新型コロナに苦しみ、分断が続く世界にとっても、彼らが発する“音楽で人と世界をつなぐ”というメッセージは重要な意味を持つはず。ラジオはパーソナリティとリスナーを深く結びつけるメディアなので、そのきっかけの一つになってほしいですね」(Cさん)
デビュー間もない彼らだが、すでに世界中に多くのファンを獲得しており、公式グッズも販売開始直後にソールドアウトする人気ぶりだ。新型コロナの影響で日本でのコンサート開催ができない状況が続くが、ANNXはファンと交流する重要な場となるはずだ。