いい結果のときだけほめるのはNG
ほめて伸ばせる声かけ
【見たままを伝えるのが賢いほめテクニック】
Before「スゴイね」「エライね」
↓
After「工作、できたね」
「ほめるときの声かけが『スゴイね』『エライね』ばかりだと、小学4年生以上の“プレ思春期”以降の子供には“また心にもないことを”と捉えられ、心に響かなくなります。ほめ方のバリエーションを増やすには『わー、完成したね』のように、見たままの情報を伝えることが大切です」
【「結果」をほめるのではなく「過程」をほめる】
Before「100点取れたね」
↓
After「努力したから、いい結果につながったんだね」
「テストで高得点を取るなど、いい結果のときだけほめると、それ以外の点数のとき、子供は“失敗した”と感じてしまいます。結果にかかわらず、過程や頑張りをほめるようにすれば、努力することの楽しさを覚え、意欲的に挑戦する姿勢が身につくはずです」
【プロフィール】
大場美鈴さん/うちの子専門家。2013年より「楽々かあさん」として子育てアイディアを発信。主な著書に『発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた 楽々かあさんの伝わる!声かけ変換』(あさ出版)など。
取材・文/番匠郁 イラスト/サヲリブラウン
※女性セブン2021年4月1日号