自治会がカレーの炊き出しに来てくれた
全国の強豪私立がスカウティングに力を注ぐ中、清水は時代に逆行するように集まってきた選手を徹底的に鍛え上げ、甲子園に導いた。
「能力の高い選手がいないので、現段階では“勝つ野球”ではなく“負けない野球”しかできない。その歯がゆさはある」
大崎は大会3日目の第2試合で、大崎高校は九州大会の決勝でも戦った福大大濠と対戦する。地方の小さな島の公立校で、119人という少ない生徒数で、部員数も決して多いとは言えない29人。大崎が勝ち上がっていけば、2018年夏の秋田・金足農業のような大旋風となる要素は存分に揃っている。大島を二度訪れた私にはその可能性は十分にあると思っている。
ノックする清水監督
丸太は選手によって重さが違うという