親は子供の成長を他人や平均と比べがち
【去年の本人と比較する】
Before「小学生になってもこんなこともできないの?」「〇年生ならみんなできるよ」
↓
After「去年よりだいぶできるようになったね」
子供の発達には個人差がある。得意な分野は実年齢+2才ほど成長が早く、苦手な分野は実年齢−2才ほどゆっくりと成長するという場合も。そのため、「〇年生ならみんなできる」など、平均と比較しても意味がない。
「何ができるようになったのか、昨年のいま頃の本人と比べるのがフェアであり、子供の自信にもつながります」
【相槌だけでもいいから、なるべく否定はしない】
Before「でもさ~」
↓
After「うんうん、そっかそっか」
「仕事や家事で忙しい中、子供の話を延々と聞くのは疲れるもの。ですが子供は、否定せずに最後まで話を聞いてもらえるだけで、自分のことを“受け入れてくれた”と思い、安心感が得られるもの。ですから、なるべく話の腰を折るような否定的な一言は挟まないこと。“話を聞く”というのが、親子の信頼関係を深めるために最も大切なことです」
取材・文/番匠郁 イラスト/サヲリブラウン
※女性セブン2021年4月1日号