芸能

『クイズ!脳ベルSHOW』の魅力 収録での「ゆったりとした時間」

ああ

『クイズ!脳ベルSHOW』でMCを務めるますだおかだの岡田圭右

 時代によって人気のスタイルが変わっているクイズ番組。現在は、『東大王』(TBS系)などに代表される、高学歴プレーヤーが競ながら、難問に挑んでいく番組が支持されている。

 その一方で、必ずしも複雑ではない問題で、老若男女の間で人気を集めているのが、『クイズ!脳ベルSHOW』(BSフジ毎週月~金曜の22時~22時55分、地上波はフジテレビ系で毎週月~金曜朝4時~4時55分〈関東地区のみ〉)。

 司会を務める、ますだおかだの岡田圭右(52才)は、番組の魅力をこう語る。

「かつて芸能界で活躍されていた往年のスターや、元スポーツ選手のかたがゲストに来てくださり、ほかでは見ることのできないクイズ番組になっているところが魅力です。バラエティー慣れしていない人が多いので、いかに素の部分を引き出すかが、ぼくが気をつけているところです」

 番組は、「書き問題」「イントロクイズ」「早押しクイズ」などのシンプルな問題が中心。そして、出演するゲスト解答者は40~60代が中心だが、これまでに出演したゲストの最高齢者は92才。昭和な雰囲気が楽しめる。

 毎週月曜に、1時間番組5本をまとめて収録するため、朝11時から夜9時頃まで収録は続く。だが、収録現場にお邪魔すると、クイズ番組とは思えない、ゆったりとした時間が流れていた。

「早押しクイズ」といえば、速さを競うものだが、シンキングタイムがなんとも長すぎる。イントロクイズなのに司会がほとんど歌ってしまったり、答えをポロリと口走ったり……。なんとも和やかな雰囲気だ。

「ほどよく脳トレができるところも魅力ですね」(岡田)

 40代から60代をターゲットに、クイズ好きの人でも手こずるレベルの問題も交じる。

「ゲスト解答者にちなんだ問題もあれば、散らばった硬貨の合計額を問いかけるクイズや、懐かしい『マッチ棒クイズ』など、年齢相応の問題も用意しています」と話すのは、番組のクイズ監修をしているクイズ作家の道蔦岳史さん。

「ぼくが子供の頃に見た『Oh!モーレツ』という丸善石油(現コスモ石油)のCMに出ていた小川ローザさんや、『ウルトラセブン』(TBS系)でアンヌ隊員役だったひし美ゆり子さんが出演してくださったときは、感激しました」(道蔦さん)

 これまでに出演したゲストは、のべ3000人を超える。

 ふだん、なかなかお目にかかれない往年のスターから、岡田があの手この手で聞き出した、ここでしか聞けないトークも見逃せないポイントだ。

取材・文/北武司

※女性セブン2021年4月8日号

関連記事

トピックス

『酒のツマミになる話』に出演する大悟(時事通信フォト)
『酒のツマミになる話』が急遽差し替え、千鳥・大悟の“ハロウィンコスプレ”にフジ幹部が「局の事情を鑑みて…」《放送直前に混乱》
NEWSポストセブン
3年前に離婚していた穴井夕子とプロゴルァーの横田真一選手(HP/時事通信フォト)
「私嫌われてる?」3年間離婚を隠し通した元アイドルの穴井夕子、破局後も元夫のプロゴルファーとの“円満”をアピールし続けた理由
NEWSポストセブン
小野田紀美・参議院議員(HPより)
《片山さつきおそろスーツ入閣》「金もリアルな男にも興味なし」“2次元”愛する小野田紀美経済安保相の“数少ない落とし穴”とは「推しはアンジェリークのオスカー」
NEWSポストセブン
『週刊文春』によって密会が報じられた、バレーボール男子日本代表・高橋藍と人気セクシー女優・河北彩伽(左/時事通信フォト、右/インスタグラムより)
「近いところから話が漏れたんじゃ…」バレー男子・高橋藍「本命交際」報道で本人が気にする“ほかの女性”との密会写真
NEWSポストセブン
記者会見を終え、財務省の個人向け国債のイメージキャラクター「個子ちゃん」の人形を手に撮影に応じる片山さつき財務相(時事通信フォト)
《つけまも愛用》「アンチエイジングは政治家のポリシー」と語る片山さつき財務大臣はなぜ数十年も「聖子ちゃんカット」を続けるのか 臨床心理士が指摘する政治家としてのデメリット
NEWSポストセブン
森下千里衆院議員(時事通信フォト)
「濡れ髪にタオルを巻いて…」森下千里氏が新人候補時代に披露した“入浴施設ですっぴん!”の衝撃【環境大臣政務官に就任】
NEWSポストセブン
aespaのジゼルが着用したドレスに批判が殺到した(時事通信フォト)
aespa・ジゼルの“チラ見え黒ドレス”に「不適切なのでは?」の声が集まる 韓国・乳がん啓発のイベント主催者が“チャリティ装ったセレブパーティー”批判受け謝罪
NEWSポストセブン
高橋藍の帰国を待ち侘びた人は多い(左は共同通信、右は河北のインスタグラムより)
《イタリアから帰ってこなければ…》高橋藍の“帰国直後”にセクシー女優・河北彩伽が予告していた「バレープレイ動画」、uka.との「本命交際」報道も
NEWSポストセブン
歓喜の美酒に酔った真美子さんと大谷
《帰りは妻の運転で》大谷翔平、歴史に名を刻んだリーグ優勝の夜 夫人会メンバーがVIPルームでシャンパングラスを傾ける中、真美子さんは「運転があるので」と飲まず 
女性セブン
安達祐実と元夫でカメラマンの桑島智輝氏
《ばっちりメイクで元夫のカメラマンと…》安達祐実が新恋人とのデート前日に訪れた「2人きりのランチ」“ビジュ爆デニムコーデ”の親密距離感
NEWSポストセブン
イベントの“ドタキャン”が続いている米倉涼子
「押収されたブツを指さして撮影に応じ…」「ゲッソリと痩せて取り調べに通う日々」米倉涼子に“マトリがガサ入れ”報道、ドタキャン連発「空白の2か月」の真相
NEWSポストセブン
元従業員が、ガールズバーの”独特ルール”を明かした(左・飲食店紹介サイトより)
《大きい瞳で上目遣い…ガルバ写真入手》「『ブスでなにもできないくせに』と…」“美人ガルバ店員”田野和彩容疑者(21)の“陰湿イジメ”と”オラオラ営業
NEWSポストセブン