ますだおかだ一覧

【ますだおかだ】に関するニュースを集めたページです。

ああ
『クイズ!脳ベルSHOW』の魅力 収録での「ゆったりとした時間」
 時代によって人気のスタイルが変わっているクイズ番組。現在は、『東大王』(TBS系)などに代表される、高学歴プレーヤーが競ながら、難問に挑んでいく番組が支持されている。 その一方で、必ずしも複雑ではない問題で、老若男女の間で人気を集めているのが、『クイズ!脳ベルSHOW』(BSフジ毎週月~金曜の22時~22時55分、地上波はフジテレビ系で毎週月~金曜朝4時~4時55分〈関東地区のみ〉)。 司会を務める、ますだおかだの岡田圭右(52才)は、番組の魅力をこう語る。「かつて芸能界で活躍されていた往年のスターや、元スポーツ選手のかたがゲストに来てくださり、ほかでは見ることのできないクイズ番組になっているところが魅力です。バラエティー慣れしていない人が多いので、いかに素の部分を引き出すかが、ぼくが気をつけているところです」 番組は、「書き問題」「イントロクイズ」「早押しクイズ」などのシンプルな問題が中心。そして、出演するゲスト解答者は40~60代が中心だが、これまでに出演したゲストの最高齢者は92才。昭和な雰囲気が楽しめる。 毎週月曜に、1時間番組5本をまとめて収録するため、朝11時から夜9時頃まで収録は続く。だが、収録現場にお邪魔すると、クイズ番組とは思えない、ゆったりとした時間が流れていた。「早押しクイズ」といえば、速さを競うものだが、シンキングタイムがなんとも長すぎる。イントロクイズなのに司会がほとんど歌ってしまったり、答えをポロリと口走ったり……。なんとも和やかな雰囲気だ。「ほどよく脳トレができるところも魅力ですね」(岡田) 40代から60代をターゲットに、クイズ好きの人でも手こずるレベルの問題も交じる。「ゲスト解答者にちなんだ問題もあれば、散らばった硬貨の合計額を問いかけるクイズや、懐かしい『マッチ棒クイズ』など、年齢相応の問題も用意しています」と話すのは、番組のクイズ監修をしているクイズ作家の道蔦岳史さん。「ぼくが子供の頃に見た『Oh!モーレツ』という丸善石油(現コスモ石油)のCMに出ていた小川ローザさんや、『ウルトラセブン』(TBS系)でアンヌ隊員役だったひし美ゆり子さんが出演してくださったときは、感激しました」(道蔦さん) これまでに出演したゲストは、のべ3000人を超える。 ふだん、なかなかお目にかかれない往年のスターから、岡田があの手この手で聞き出した、ここでしか聞けないトークも見逃せないポイントだ。取材・文/北武司※女性セブン2021年4月8日号
2021.03.29 07:00
女性セブン
フォークダンスDE成子坂の実力を高田文夫氏が述懐
フォークダンスDE成子坂の実力を高田文夫氏が述懐
 放送作家、タレント、演芸評論家で立川流の「立川藤志楼」として高座にもあがる高田文夫氏が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。今回は、お笑いコンビ・フォークダンスDE成子坂の思い出についてお送りする。 * * * 国難コロナの真っ只中、3月3日まで10日間入院していた。ウイルスとは全く関係なく、半年も前からこの期間入る予定(ムショではない)を立て、仕事の段取りもしていた。2012年に不整脈から心肺停止8時間、奇跡の大手術で大復活。その時入れたペースメーカーの交換なのだ。今回は最新式を入れたのでどうやらまたあと9年は生きられるらしい。常に陽気な私でも少しは「命」の事など考えた。 病室にひとり、テレビを点ければ朝から晩までコロナで死者何名のニュース。そんな時、ワイドショーの中で「元フォークダンスDE成子坂の桶田敬太郎さんが昨年11月に亡くなっていました」と流れた。48歳。 実は相方だった村田渚は2006年にくも膜下出血で35歳で亡くなっている。成子坂といっても知らない人がほとんどだろうが、私が大好きなコントだった。ショックではあったが、今年の初め、爆笑問題の太田光からそっと手紙が届いて「高田センセーが愛していた桶田が昨年死んでいた事が分かりました。マスコミ等に出る前に先にお知らせしておこうと思い」とあった。 書き出すと永い話になるのだが、1990年頃新人だった爆問が毒舌で少し売れた後、太田プロのマネージャーが独立を画策、爆問が何も知らない内に悪事発覚。爆問は何も悪くないのに業界から干された。 その復活の舞台はないかと考えている時、1993年テレ朝で若手の勝ち抜き番組『GAHAHAキング』がスタート。芸人達になめられないよう最強の審査員をラインアップ。私とテリー伊藤、なぎら健壱、みうらじゅん。この番組で10週勝ち抜き初代チャンピオンとなって芸界に大復活したのが爆笑問題。2代目のチャンピオンがフォークダンス、そして3代目がますだおかだという目きき達ならではの選び方であった。 この後、爆問もフォークダンスも『ボキャブラ天国』でレギュラーになり人気者に。その時スタッフ、芸人らの間でも桶田の奇才ぶりは一目置かれていた。私はよく「これからは桶田が天下取るな」と言っていたらしい。太田が想い出していた。 そんな事を考えて病室でテレビを見ていたら『ザ・ノンフィクション』で「大助・花子の花子、余命半年宣告」。ガンと闘う花子ちゃんの姿をカメラは追う。一生懸命寄りそう夫・大助も大病したばかり。今年の元日、家で横になりながらテレビを見る姿。「元日、家で過ごすなんて35年ぶりやなぁ。いつもフジの生放送“爆笑ヒットパレード”で東京行ってたから……」そう私が40年間ずっと構成で携わった番組で「今年もよろしく」とあいさつしあってたっけ。 入院中「命」について考えた。■イラスト/佐野文二郎※週刊ポスト2020年3月27日号
2020.03.18 16:00
週刊ポスト
談志も唸った“取材する話芸家”山田雅人の思い出
談志も唸った“取材する話芸家”山田雅人の思い出
 放送作家、タレント、演芸評論家で立川流の「立川藤志楼」として高座にもあがる高田文夫氏が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。今回は、一人語りを芸に昇華、2009年から「かたりの世界」と題して舞台公演を続ける芸人で俳優の山田雅人との出会いとその芸についてお送りする。 * * * 昔、そう30年位前の話か。山田雅人と森脇健児は大阪ではアイドルのようなスターだった。レギュラー番組も沢山持ち、球場でコンサートをやれば女の子がつめかけた。吉本が今のような隆盛を誇る前の松竹芸能の“森脇・山田”である。 この流れが今の“ますだおかだ”につながっていると勝手に思う。俳優でもそこそこ売れたが、一念発起して東京へ出てきて勝手に私の門を叩いてきた。25年位前か、私も血気盛んで、談志師匠からも「東京の演芸を仕切ってくれ」などと言われていたので「関東高田組」を結成し、まったく無名時代の春風亭昇太、立川談春、志らく、浅草キッド、松村邦洋、江頭2:50、出川哲朗らの中へ山田も放り込み、ライブなどで競わせた。「落語」でも「漫談」でも「ひとり芝居」でもないあの流ちょうな喋りを生かせるものはないものかと考え、マイク一本スポットライトのみの「かたり」という「芸」をふたりであみ出した。野球が大好きだった私は、昭和33年の巨人対西鉄の日本シリーズ3連敗からの4連勝、長嶋対稲尾の対決をキッチリ取材して語ってくれないかとお願いした。 目をとじて聞けば10歳の時の興奮がよみがえってくる。これだ。根っからのスポーツと芸能好きな山田は一話作るのに徹底的に話をきいて回り“取材する話芸家”となっていった。ファンもジワリジワリと増えていった。その取材力、記憶力、よどみない喋りを初めてきいた談志は「いいです。その喋り、競馬の実況をうちのセガレにも弟子にも教えてやってくれ」と言った。「長嶋天覧試合本塁打」、「江川対掛布物語」、広島の「津田恒美物語」も十七回忌の時に作って口演した。得意とする芸能畑も「藤山寛美物語」、「永六輔物語」などが印象深い。 さぁそこで私はまたひとつ課題を出してみた。爆笑問題の太田光という創造者も魅力的なのだが、その父のエピソードがなんとも愉快でユニークなのだ。 頭でっかちの下らねぇ評論家と違って物を産み出す職人であり芸術家なのだ(私も太田も芸術学部)。そうこうしている内に数か月前NHKの『ファミリーヒストリー』で太田の父と母が取りあげられ、そのDNAの素晴しさに感動。あの両親から産まれた東京漫才の雄なのだ。 いま山田はウラ取材を重ね「太田光物語」を一気に語りおろす。5月1日(金)。爆問の事務所は阿佐ヶ谷なので、太田のホーム「座・高円寺2」で開催。太田も私も松村邦洋も出演。3月27日(金)前売開始。■イラスト/佐野文二郎※週刊ポスト2020年3月20日号
2020.03.13 07:00
週刊ポスト
高田文夫氏、アンタ復活に結婚ラッシュで衝撃だらけの1週間
高田文夫氏、アンタ復活に結婚ラッシュで衝撃だらけの1週間
 放送作家、タレント、演芸評論家で立川流の「立川藤志楼」として高座にもあがる高田文夫氏が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。今回は、11月22日「いい夫婦の日」に始まった結婚ラッシュとアンタッチャブルの復活など、衝撃に次ぐ衝撃だらけの一週間についてお届けする。 * * * それは突然の衝撃。11月29日、夜も更けて自分の部屋でボンヤリビール片手にテレビを見ていた。時々大爆笑をくれる有田の「全力!脱力タイムズ」、昔からお気に入りのアンタッチャブルの柴田の気のまわりすぎるつっ込みを見ていた。番組終盤、有田が「それでは10年ぶりにアンタッチャブルの漫才です!」。なんとザキヤマ(山崎)が出てきていきなりあのテンポのいい漫才が始まったのだ。 まさかアンタの漫才がテレビで見られるとは。長生きはしてみるもんだ。この10年決してまじわらなかった二人が掛け合いを始めた。その後の情報では「THE MANZAI」にも出るとか。性質の悪い実力派が復活、若手も第七世代もおちおちしていられなくなった。いい事だ。 仲の悪い二人にヨリが戻ったかと思えばなんだこの結婚入籍ラッシュは? 令和元年で11月22日(いい夫婦の日)で大安だって? だったら11月4日は「いい死」の日か。山口百恵も歌ってた。“いい死、旅立ち~ッ”。それを言うなら「いい日」だ。「ヒ」が「シ」になるとは江戸っ子だな? オードリー若林は「オールナイトニッポン」の生放送でいきなり話し出す始末だけど、相方・春日はまったく知らなかったのが面白い。結局オードリーは二人共今年結婚したことになる。 次の日テレビの「イッテQ!」では生でイモトアヤコが結婚発表。相手は10年以上一緒にロケをしてきたディレクター。誰が言ったか「珍獣ハンター」。 なんと壇蜜は「赤羽」の「人妻」となった。旦那は人気漫画『東京都北区赤羽』の清野とおる。これがテレビドラマ化された時、面白くて深夜毎週見ていた。赤羽の仲良し夫婦といえば林家ペー・パー子ということになる。セクシー系ではたしか橋本マナミも発表したでしょ。そんな中、目立たぬようにますだおかだの岡田が再婚。サンコンじゃなくてサイコンだよ。ひとりの時間も長くて「閉店ガラガラ」ならぬ「戸籍もガラガラ」だったらしい。 そんな騒ぎをよそにさすが笑いが分かっているデブタレント、元子役、カンの良さは師匠さんまゆずりの内山クン。「みんながいい夫婦の日に入籍するので目立たないと思い、私11月29日“いい肉の日”に入籍しました」だとさ。おみごと。 てな訳でアンタの衝撃の復活の次に衝撃だった私の本2冊連続発売。『面白い人のことばっかり!』『画文集 芸人とコメディアンと』よろしく。■イラスト/佐野文二郎※週刊ポスト2019年12月20・27日号
2019.12.09 16:00
週刊ポスト
荘口彰久
「ラジオ出身アナはTVでウケない」説を覆す3人の注目アナ
 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回はラジオ出身のアナウンサーについて。 * * * 昔から「ラジオ出身のアナウンサーはテレビではウケない」という業界の定説がある。 放送作家の大御所が「どうしてなんだろうねぇ、ラジオではあんなに面白いのに」と半ば嘆いていたのは、AMラジオで帯の人気番組をもつ“パーソナリティー”と呼ばれるアナウンサーたちのこと。 文化放送出身の吉田照美や、ニッポン放送出身の高嶋秀武、古くは同・今仁哲夫もそうだった。ラジオでは、看板番組や人気の帯番組をもち、リスナーから高い支持を受けている。というワケで、リスナーの一人でもあるテレビ番組のプロデューサーが絶対の自信をもって引っ張ってくるも、「こんなハズではなかった」というケースが度々あった。 TBSラジオ出身の大沢悠里も、この“グループ”かもしれない。TBSはテレビとの兼営局なので、いまでは安住紳一郎アナのように、ラジオでも聴取率トップを獲得するレギュラー番組をもちながら、テレビでは言わずと知れた大人気アナという人も稀にはいるのだけれど、先にラジオで売れてしまったアナウンサーというのは、どうもテレビでは借りてきた猫のようになってしまうのだ。 文化放送からは、アナウンサーや文化人がパーソナリティーを務めていた時代の『セイ!ヤング』から、故・土居まさるさん、みのもんた、さらには落合恵子氏という人気者が輩出された。早くにフリーとなった土居さんや、そのあとを追うようにフリーになったみのは数少ない成功者かもしれない。「レモンちゃん」こと落合恵子氏は、作家として執筆活動をしたり、児童書籍専門店『クレヨンハウス』を開いたりと、女性アナウンサーで新たな道を拓いた先駆者でもある。だが、こうした“成功者”でさえ、「ラジオのほうが面白かった」という評判のまま、いまに至っている。 そんな中、ニッポン放送出身のアナウンサーが元気だ。◇荘口彰久は「チャーミングさ」を持つアラフィフアナ まずは、現在、アミューズに所属している荘口彰久(そうぐち・あきひさ)だ。いまも古巣で『大橋未歩 金曜ブラボー』なるレギュラーをもち、アニメマニアとしてもファンの間では有名。ファンといえば、『福山雅治のオールナイトニッポン』にも出演していたので、“福山ファン”の女性や男性の間でも有名人だ。 ラジオのアナウンサーというと、声や高いアナウンス力が物を言い、テレビのアナウンサーに比べると、ルックスで採用されるということは、まずない。男性アナウンサーなら殊更なのだが、荘口は、アラフィフには見えない、かわいらしいタイプで、カラーシャツにベストという“衣装”がトレードマークの、アイドルっぽいところがある。『とくダネ!』(フジテレビ系)でリポーターをしていたときも、小倉智昭にツッコまれる場面が多かったし、シリアスな事件現場よりは、トレンド情報が得意だったように思う。だが、やっぱり、アナウンス能力は高く、いまでは同番組のナレーターとして活躍している。 ラジオ出身のアナウンサーらしく、アクセント、イントネーション、間のとりかた、緩急のつけかたまで、完璧。ちなみに、“声”は、採用された年によって基準が異なる。「この声質、この高さ(低さ)のアナウンサーは既にいるので、違うタイプを採用しよう」というのがラジオ局。「声なんかでは採ってませんから」と採用担当アナが豪語するテレビ局とは、やはり大きく異なるのである。 荘口はさらに、ジャニーズ事務所のアーティストが主演する映画の完成披露試写会でもおなじみ。アイドルやイケメンが多く揃う場に登壇しても、なじんでしまう、チャーミングなルックスと、ラジオ出身のアナウンサーだからこそ立場をわきまえた、決して出しゃばらない仕切りは見ていて気持ちがよく、ジャニーズの番記者の間でも「あのアナウンサー(荘口)だと安心する」と大評判なのである。 果たして、現在は加藤綾子キャスターの『Live News it !』(同)の「アレコレト!」を仕切っている荘口。加藤キャスターがMC席を離れ、ソファセットで「女子会」さながらにトークをする“注目の”コーナーだ。 11日に『新・フジテレビ批評』内で5月の番組審議委員会の模様が放送されたのだが、委員からは、「加藤さんをキャスターとして育てたいのか、ニュースショーの案内役にしたいのか」と質問が飛んだ。報道局の織田雅彦編集長は、「欲張っているかもしれない」と前置きしながら「両方」と答えている。 同番組ならではの“らしさ”や、他番組の女性キャスターと加藤キャスターとの差別化を図りたいのは明確で、そのコーナーのプレゼンターである荘口の責任は重大であるように思う。 が、彼は常に軽やか。加藤キャスターとの相性もいいのではないか。あのようなコーナーは、出演者が仲良さそうにトークすることが第一条件であると筆者は考える。プレゼンのみならず、体験取材に必ず出ている荘口は、繰り返しになるがアラフィフには見えず、ときに芸人のような動きも見せつつ、“パパ”の一面も出す、貴重な存在だ。  以前、男子アナや気象予報士の人気者は「みんなチャーミング」と書いたが、荘口は、まさにそのタイプだと思う。◇川野良子アナはピンク・レディーを歌って大反響! そんな荘口のニッポン放送時代の後輩であり、「小加トちゃん」のニックネームでリスナーに愛された川野良子アナが、フジテレビのアナウンサーとして、ブレイクしている。『週刊ポスト』でも特集が組まれ、『女性セブン』では筆者の“出演記”が掲載されたばかりの『クイズ!脳ベルSHOW』(BSフジ)での川野アナのアシスタントぶりが業界で大評判なのだ。 いや、視聴者にも大人気。ラジオ番組よろしく、視聴者から“お便り”がたくさん届く同番組では、司会の岡田圭右(ますだおかだ)の評判もさることながら、川野アナが“ほんいき”で歌う『伊勢佐木町ブルース』や、特番で森口博子と共に、これまた“ほんいき”で歌い、踊ったピンク・レディーについての“反響”が大きいのである。 なぜ「小加トちゃん」と呼ばれていた(まだ呼んでいる人も多い)かというと、ニッポン放送時代、『加トちゃんのラジオでチャッ!チャッ!チャッ!』で、加藤茶のおなじみの扮装(ハゲ面、チョビ髭)をして街に出る中継コーナーが大人気だったからだ。川野アナ、この頃から実はテレビ向きだったのかもしれない。 隣に居る岡田圭右に「ウチの良子」と言わせるほど頼もしい存在になっている川野アナは、『クイズ!脳ベルSHOW』には、なくてはならない存在。芸人の岡田が、どの番組よりも弾けられるのは、川野アナの頭の回転の速さと安定感、そしてヒントを出している内に、うっかり正解を“ポロリ”してしまうお茶目さとの相性がバツグンだから。視聴者も、この部分が「たまらない」そうだ。 荘口同様、『とくダネ!』のナレーションを担当していて、やはり、アナウンス力は抜群なのである。 テレビのみの日本テレビ、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京の女性アナウンサーの多くは、「ラジオをやりたい」と希望することが多いが、川野アナのアナウンス力の高さを知ったら、そう簡単にはいかないと想いを改めるのではないか。“名前”の大きさだけではリスナーは騙せない。演者同士の相性、日々のコンディション、リスナーを大切にする真摯な姿勢などなど、ラジオ出身者というのは、そうしたラジオの特性を熟知している人たち。『クイズ!脳ベルSHOW』の川野良子アナを見ていると、岡田圭右やゲスト回答者、そして視聴者をどれだけ大切に思っているのかがストレートに伝わってくるものだ。◇垣花正は和田アキ子から信頼を獲得し、ホリプロへ そして今春、ニッポン放送の看板アナウンサー、垣花正(かきはな・ただし)がフリーになった。「ホリプロ」に所属したと言われて、「なるほど」と思った人は、彼の番組リスナーに間違いないだろう。垣花アナは、『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』で長年アシスタントを務めていて、和田アキ子の信頼も厚いのだ。和田アキ子と言えば、『ホリプロ』の所属タレント名鑑の1ページ目に出てくる同社の大看板。その縁で所属したのは間違いないだろう。  沖縄県宮古島出身で、顔を見れば「沖縄県人」であることが一目瞭然の濃ゆいタイプ。学生時代は「欽ちゃん劇団」の第1期生だったそうで、のちに「いいとも青年隊」となる「あさりど」と同期だったという。そこで、バラエティ―の素地を学んだのだろう。いや、根っから明るい性格で、リスナーに対し、常に心を開いているような温かい人。 現在は、朝の人気ワイド『垣花正 あなたとハッピー!』や、件の『いいかげんに1000回』『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』などなど、同局のリスナーでなくても「タイトルは聞いたことがある」と言える人気番組ばかりを担当している。そんな垣花アナがフリーに。同局にとっては痛手だったと思う。 おそらく、他局のラジオには、しばらく出ないという“約束”があるだろうが、荘口、川野アナ同様、垣花も非常に“テレビ的”なキャラクターなので、トークバラエティーのひな壇には比較的早くに座りやすいのではないか。あとは、身体を張ったリポーターでも成功すると思われる。 『~あなたとハッピー!』に最期の最期までレギュラー出演していた流通ジャーナリストの故・金子哲雄氏が、唯一、病状を明かしていたアナウンサーでもあり、金子氏が、声が出にくくなっても安心して出演していた傍らに垣花正アナが居たことも付け加えておきたい。 私もラジオ出身ゆえ、本当に多くのアナウンサーと仕事をしてきたが、「私が私が」「ぼくがぼくが」という“自分が大好き”なタイプは、それがリスナーにバレてしまい、人気が上がらない。ラジオとは、そういう媒体だ。 そんな“ラジオのニッポン放送”出身のアラフィフアナ、荘口彰久、川野良子、そして垣花正は、ラジオの特性を知り尽くしているうえ、テレビ向きでもある稀有なタイプ。3人共、今年注目の喋り手なのである。
2019.05.14 16:00
NEWSポストセブン
岡田圭右、クイズ番組で猛者を切り盛りする名司会術と品位
岡田圭右、クイズ番組で猛者を切り盛りする名司会術と品位
 松本人志、伊集院光、有田哲平、有吉弘行……名だたる芸人たちがテレビやラジオで「面白い」と公言する番組がある。脳トレ効果抜群の『クイズ! 脳ベルSHOW』(BSフジ、月~金曜22時台)だ。ますだおかだの岡田圭右と川野良子アナが司会を務め、毎回4人の解答者の顔触れも魅力のひとつになっている。「『芸能人図鑑』を作るイメージで、40~80代の“昭和のスター”に依頼しています。最高齢は、当時89歳の三遊亭金馬さんでした」(小沢英治プロデューサー) 普段、地上波のクイズ番組ではお目にかかることの少ない面々を毎回のように揃える。プロレスラーの藤原喜明(70)が収録中にウイスキーを飲み始め、隣の席にいる安達祐実の母・安達有里(61)に突然キスをするハプニングもあった。「あれは……ご覧いただいた通りです。それ以外何もございません(笑い)」(岡田) クイズ番組初出演の著名人が多く、タブーである白紙解答は当たり前。早押しでも膝の上に手を乗せ、ゆっくり問題を聞く。「ボタンの上に手を置いても疲れて力が抜け、いつの間にか押している人もいます」(岡田) 制作陣が知恵を絞って作る問題は、すぐに解けるほど簡単ではなく、かといって難し過ぎることもない。絶妙な塩梅のクイズが出題される。「4班に分け、それぞれ異なるレベルの問題を作ります。半年に一度くらいのペースで新タイプのクイズも入れ新陳代謝を図っています」(演出の丸林徳昭氏) 当代随一の芸人仲間が「岡田が生き生きしている」と声を揃えるように、昭和の猛者を切り盛りする司会が評判だ。1日5本撮りの収録は約11時間に及び、昼以外の休憩は各収録合間の10分間のみ。岡田のテンションは最後まで落ちない。「解けない問題が続いてしょんぼりしている解答者には、岡田さんはこれでもかとヒントを出して正解に導く優しさがあるんです」(川野アナ) フリーアナウンサーの徳光和夫氏(78)も、同番組の大ファンで、ほぼ毎日見ているという。「クイズ番組の司会者というのは解答者に優劣をつけてしまいがちですが、分け隔てなく接する岡田さんの進行には品位を感じるんです。解答の開け方も絶妙で、私も『クイズダービー』の司会を大橋巨泉さんから受け継いだ時に苦労したのでよくわかります。先に不正解の解答を開けて、最後に正解を出すオーソドックスなやり方だけでは視聴者も飽きてしまうものですが、岡田さんの開け方やテンポの良さは巨泉さんに近いです。 クイズの難易度も絶妙で、簡単ではないけど、よく考えれば解ける。閃いた時は長嶋茂雄の逆転3ランを見たような喜びに浸れる(笑い)。これまで2回出演させてもらいましたが、歌番組に40年以上関わったのに、ヒット曲の歌詞を埋める問題ができなくて悔しい思いをしました。次回は『正解者と同じ答え』と書きます(笑い)」 岡田が心掛けているのは、どんなことなのか。「解答者にテンションを上げてもらうために、元アスリートなら『選手』と呼びます。元巨人の川相昌弘選手に『クイズは苦手ですけど、スクイズは得意です』とコメントしてもらったように、普段見せない一面を引き出すのが自分の役割だと思っています」(岡田) かくして誰もが安心して観ることのできるクイズ番組として好評を博している。※週刊ポスト2019年5月17・24日号
2019.05.10 07:00
週刊ポスト
フリーアナ思いのTBS 『はやドキ!』は人材の宝庫
フリーアナ思いのTBS 『はやドキ!』は人材の宝庫
 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、昨今のフリー女子アナ事情について考察。 * * *「これからおやすみになる方も、そしてお目覚めの方も、時刻は4時になりました」の挨拶からスタートしていた『めざにゅ~』(フジテレビ系)が14年3月に終了し、その後スタートした『めざましテレビアクア』も今年3月“ひっそり”終了していたことを最近、知った。 ではいま、フジテレビの朝4時台に何をやっているかというと、ますだおかだの岡田圭右と、ニッポン放送出身のフジテレビアナウンサー、川野良子アナ司会による『クイズ!脳ベルSHOW』だ。 BSフジでオンエアしている帯のクイズ番組で、フジテレビでは再放送が中心。回答者は40歳以上のタレントや文化人たちというから、同局で人気を博した『クイズ!年の差なんて』の“年配組”だけを集めたようなスタイルだ。 在京民放局の朝4時台は、横並びで視聴率トップのテレビ朝日が『おはよう!時代劇』(同局の人気時代劇シリーズの再放送)に続き、日本テレビが『Oha!4 NEWS LIVE』、そしてTBSが『はやドキ!』をオンエアしている。 テレ朝は、早起きの3層(50歳以上の男女)にまず時代劇を見せ、その流れで『グッド!モーニング』、『羽鳥慎一モーニングショー』を見せる流れが抜群で、朝帯ではトップの視聴率を獲得している。 件の『クイズ!脳ベルSHOW』も、明らかに3層狙いの番組だが、そのあとの『めざましテレビ』は、決して3層狙いではないし、4時台は何が何でも最新ニュースをチェックしたいという3層も少なくないため、日テレとTBSとがしのぎを削っている状態といっていい。 日テレの『Oha!4~』は、クールビューティーなベテラン、中田有紀キャスター卒業後は、“女子会”のような雰囲気。日本テレビの女子アナも男子アナも20代~30代前半でそろえているため、『ZIP!』への流れは悪くない。 ではTBSの『はやドキ!』はどうか。後に続く夏目三久の『あさチャン!』は、みのもんたを愛した3層たちがそのまま“お客”として残っている状態。そこにナイスパスをするため、『はやドキ!』では新聞を紹介するコーナーに、龍崎孝氏、中村尚登氏、柴田秀一氏、斎藤泉氏ら、同局の解説委員や報道アナ出身で、現在大学教授やニュースデスクの肩書をもつ中年男性たちがコメンテーターに加わる。 長年、TBSテレビやTBSラジオに親しんでいれば、件の4氏はみな“馴染みの顔”。政治、経済からスポーツ、エンタメまで守備範囲が広いうえ、女性視聴者を遠ざけないキャラの持ち主ばかりゆえ、朝にピッタリというだけでなく、繰り返しになるが『あさチャン!』への流れがすこぶるいい。 メインの高野貴裕アナを囲む女性陣も、『Oha!4~』に比べると、落ち着いた雰囲気の女性キャスターが並んでいる。“ひっそり”終わった『めざましテレビアクア』が“フリー切り”を最大理由にされるなか、『はやドキ!』は、『サンデーモーニング』の関口宏が会長をつとめる「三桂」や、その「三桂」と深い関わりがあった「セント・フォース」、さらには、近年、民放局を辞めた女子アナの所属先として地位を築いている「ホリプロ」などに所属する“フリーアナ”が曜日替わりで多数出演している。 それぞれのプロフィールが気になり、精査してみると、彼女たちの多くは大学を卒業した後、地方局のアナウンサーとなり、件の事務所に所属するという、フリー女子アナおなじみの”パターン”だった。 が、なかには、芸能プロダクション「スターダスト」にスカウトされ、「ももいろクローバー」(いまの“ももクロ”の前身)構想段階のメンバーだったという川又智菜美や、HPの自己紹介文に「大手総合商社」に在籍していたことを記すハーフ美女・堀口ミイナを始め、興味深い人材の宝庫であった。 さらに、小野寺結衣である。この名前でピンときた方は女子アナ通、あるいはジャイアンツファンかもしれない。そう、彼女の長姉は、元・日本テレビアナウンサーで、読売巨人軍監督、高橋由伸氏夫人の旧姓・小野寺麻衣さんだ。 まだまだいる。気象予報士の尾崎朋美は、あの「森田さん」(『Nスタ』の森田正光氏)が会長で、「森さん」(『ひるおび』の森朗氏)が社長をつとめるウェザーマップの所属。 さらに、ニュース読みは「ニュースバード」のキャスターもつとめていて、TBSの関連会社「キャストプラス」所属の女性3人だ。 もっとも驚いたのは、ナレーターをつとめる女性たちの顔写真までHPに出ているので検索してみたら、全員、「生島企画室」所属だった。聴取率が絶好調なTBSラジオの早朝番組『生島ヒロシのおはよう定食』『生島ヒロシのおはよう一直線』のパーソナリティー、生島ヒロシ氏が代表をつとめる事務所で、元NHKの内藤裕子を始め、人気の局アナが退社した後に続々所属することでネットを騒がせていたりもする。実は“フリー切り”は、何もフジテレビに限ったことではなく、かつて「セント・フォース」所属の女性キャスターばかりが出ていた感のあるテレビ朝日や日本テレビでも、局アナ路線に変わってきている。 記者からの移行ではあるが『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)の午後3時またぎのニュース読みも、このたび日テレの局アナに代わる。 だがTBSの『はやドキ!』だけは、フリー女子アナの“受け皿”ともいうべき番組になっていて、各プロダクションに配慮をしながらフリー女子アナを起用し続けている。 そういえば、昔、TBSの局アナが「在京局を辞めたアナウンサーを最初に使うのがウチ」と嘆いていたことがあるし、同局で大きなレギュラーをもっている某フリーアナは「TBSの方は、自局のアナウンサーのことが好きではないみたい」とも言っていた。 確かに「日曜劇場『ブラックペアン』」にはカトパン(加藤綾子)が。同『下町ロケット』にアヤパン(高島彩)が出演。『ビビット』のコメンテーターには政井マヤ、雪野智世、菊間千乃が出ている。ナレーターも近藤サトだし…(苦笑)。 もちろん、他局の番組でも自社の出身ではないフリーアナを起用しているケースがあるけれど、やはりTBSではそれが目立っているように見えてならない。その元祖とも言うべき番組は「三桂」所属の女性キャスターが勢揃いしている『サンデーモーニング』だ。 フリー女子アナに特化している事務所のみならず、“女子アナ部門”を設置するプロダクションが激増する昨今、テレビ局としても使わざるを得ないのかもしれないが、それぞれの事務所の戦略や、地方局出身のフリー女子アナらの探り合いや野望がうごめく『はやドキ!』に、朝から異様な空気がただよっているのも確かである。私だけの気のせいだろうか…?
2018.05.30 07:00
NEWSポストセブン
タレントと芸人のコラボ増加 好感度UPの起爆剤、番宣に有効
タレントと芸人のコラボ増加 好感度UPの起爆剤、番宣に有効
 昨年大みそかに放送された『絶対笑っていけない』シリーズ最新作『アメリカンポリス24時!』(日本テレビ系)。ダウンタウンらを襲う笑いの刺客の中で意外な配役だったのが滝藤賢一だ。ドラマ・映画で知られる名脇役が、ますだおかだ・岡田圭右のネタを完全再現。本人ともコラボし、爆笑の渦に巻き込んでいた。さらに6日に放送された、未公開シーンを集めた『完全版SP』(同系)では、ベテラン俳優・西岡徳馬が、歌のお兄さんをイメージした格好のピン芸人「GO!皆川(みながわ)」のモノマネを本人と“共演”していた。 最近、芸人のネタをタレントや俳優が積極的に演じたり、芸人本人とコラボする場面を多く見かける。“見る側”と“演じる側”が明確に別れていたお笑いの世界に何が起きているのだろうか。その周辺を探った。 滝藤がこの時演じていたのは、岡田による「ハッピーボーイ」というキャラ。星条旗をモチーフにしたタキシードとハットをかぶり、ハイテンションなギャグを繰り出すという持ちネタで、これまでも『スパイ24時』や『地球防衛軍24時』『科学博士24時』といったシリーズに登場している。 それを今回滝藤が、「ウ~~~ワォ! 出た! ウェルカムトゥハッピーボーイ! 来ました!」など全力で熱演。同じ衣装の岡田本人から「“ど”バラエティー大丈夫?」と聞かれると「事務所の反対押し切って、俳優生命大やけど!」と自虐まじりにテンポよく返答。それに対し岡田が「私のスベりで冷やしましょ!」と返し、息の合った掛け合いを見せていた。 ◆番宣にも有効な「ブルゾンちえみwithB」の一言ネタ 芸人とタレントによるコラボで最近多いのがブルゾンちえみwithBだ。両脇にいるwithBことブリリアンの2人が「スカイ」「オーシャン」などとそれぞれ一言ずつ言った後、ブルゾンが「ブルゾンちえみ」と放ち、「withB!」という最後のフレーズで3人とも軽く決めポーズをつけるという単純なものだが、多くの番組で即席の新ユニットが誕生した。 その中で特徴的なのが、番宣のためにやってきた俳優にもその場で挑戦してもらうというものだった。木村多江はドラマ『ブラック・リベンジ』(日本テレビ系)のPRに「ブルゾン多江withB」として登場し、喝采を浴びた。また菅田将暉は主演映画『火花』の宣伝のためwithB側に回り、多くのネットニュースで紹介された。 ブルゾンちえみ本人はかつて、この男性2人、女性1人がネタを言うスタイルについて「良いパッケージを考えた」と回顧していたことがある。確かにブルゾン役となるタレントは、事前の練習もそれほど要らない。真ん中にいれさえすれば、両脇のブリリアンがその人のプロフィールやプライベートを織り込むだけで成立する。手軽に盛り上げることができるカロリーの低さ、最後にポーズを決めて場が締まるところは、「使いまわせる」点で完成度は高い。◆誰でもできるフォーマットが完成されている もう1組、2017年のお笑い界を沸かせたのが『キングオブコント2017』(TBS系)でブレークしたカップルコンビ・にゃんこスター。「ワイモバイル」のCMでは、斎藤工・出川哲朗・桐谷美玲と共演。斎藤はスーパー3助に衣装から声までなりきり、また出川と桐谷は、アンゴラ村長とスーパー3助本人とともにリズム縄跳びを再現している。 『ネプ&ローラの爆笑まとめ!2017ネタ祭り』(TBS系)では、ヘソ出しルックのローラが抜群のプロポーションでリズム縄跳びを披露していた。これも、肝心なところで縄跳びをせず、口をとがらせて踊るという、誰でもできるという簡単なフォーマットがもたらしたものと言えるだろう。◆芸人のネタをやることで好感度アップ そんな芸人のネタを俳優が挑んだり、コラボするようになった出来事といえば、一昨年の『笑ってはいけない科学博士24時!』(日本テレビ系)での斎藤工、原田龍二、先ほど挙げた西岡徳馬の熱演だろう。  斎藤はサンシャイン池崎を完コピし、本家を超える絶叫ぶりで圧倒。原田もアキラ100%と禁断の裸芸でコラボ。西岡も吉本新喜劇の大人気ギャグ「乳首ドリル」を熱演。それぞれ再び脚光を浴びた理由は、ふだん演技している場面しか見られない俳優たちが、芸人のネタをやることによって親近感が湧き、好感度も上昇したからであろう。さらには彼らの活躍が、芸人のネタにタレントが挑む門戸をより開いたと言える。◆さまざまに広がるコラボ  さらにこのコラボ現象は、かつて一世を風靡した芸人のネタをもよみがえらせつつある。定期的に放送されている単発のお笑い番組『UWASAのネタ』(日本テレビ系)では、水ト麻美アナウンサーが、「なんでだろう」でおなじみのテツandトモとコラボしたり、自虐ネタを物悲しげに言う芸人ヒロシとコラボ。彼を意識した黒スーツ姿で「水トです……痩せられるほどの摂取カロリーじゃありません!」などと言い放ち、爆笑を誘っていた。 また、芸人がネタを書き、それを俳優が演じると言う新機軸のお笑い番組『笑×演』(わらえん、テレビ朝日系)も昨年からスタートし、好評を博している。このようにさまざまに変わりゆくお笑いの方程式。今後はどんな意外なコラボが見られるのだろうか、楽しみに待ちたいところだ。(芸能ライター・飯山みつる)
2018.01.21 07:00
NEWSポストセブン
芸能ニュース活況で女性リポーターブーム再び?
芸能ニュース活況で女性リポーターブーム再び?
 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、昨今の女性芸能リポーター事情を総括。     * * * 別居報道直後、タイミング良く、マットレス体験イベント「RISE 脳すいみん3DAYS」ゲストとして登場した「ますだおかだ」の岡田圭右。離婚経験のある女医でタレントの西川史子が自虐コメントや岡田へのツッコミを連発してくれたお陰で、ワイドショーでの“使いどころタップリ”なイベントとなった。 その後の“囲み取材”でも、右サイドを『バイキング』(フジテレビ系)出演中のあべかすみリポーター、左サイドを『ワイドナショー』(フジテレビ系)他でおなじみの長谷川まさ子リポーターが務め、ここでも西川先生のサポートにより、爆笑会見に。 芸人にネガティブな報道があったときには早めに笑いにもっていくのが「勝ち」。女性週刊誌の報道直後からレギュラー番組でも自分の言葉で事態を説明していた岡田だったが、タイムリーなイベント出演の模様をおもしろおかしく(編集で)繋いでもらえたこともラッキーだったと言えよう。 昨今、女性芸能リポーターが注目を浴びていることが続いている。 その昔は、各ワイドショーに専属リポーターが男女共に何人もいて、「事件」、「皇室」、「海外ネタ」、いまで言う「トレンド」(昔は“ヒマネタ”と呼ばれていた)、そして「芸能」などと専門も分かれていたものである。 だが、予算削減やリポーターの高齢化などを理由に、次々契約を切られたり、番組タイトルやMCの切り替えと共に全員がクビになったり…。 果たしてリポーターはいま、局からオールマイティーを求められ、専属と言える人は各番組2〜3名程度だ。 地方のローカル局のワイドショーには、まだ決まった時間に芸能コーナーが「毎日」あるため、そこを仕切るのが芸能リポ—タ—となる。 だが、そこにも男性の姿はほとんどない。芸能コーナーがどんどん短縮されたり、なくなったりしていく中で、“一家の大黒柱”の男性リポーターは転職を余儀なくされたのだ。 もともとスポーツ紙や週刊誌の記者出身の人が多かったせいか、また文筆業に戻ったり、芸能ニュース配信の会社やリポーターが所属する芸能事務所を作ったりする人が目立つ。 だが、御存知のように、この2年ほど、芸能がまた元気を取り戻しているのに伴い、ワイドショーはもちろん、ワイドショー以外の番組の中にも芸能を扱う番組が増えたのである。その代表は、バラエティー班制作の『バイキング』や、芸人の松本人志、東野幸治が仕切る『ワイドナショー』で、そこで同業者でもあるタレントたちが「何を言うか」含め、視聴者が芸能に興味を示し、チャンネルを合わせるようになったのだ。ちなみに、現在、フジテレビの玄関には、必ずこの2番組の視聴率が貼りだされている。 在京キー局のワイドショーの中にも、朝4時〜8時までにオンエアされる番組では、“エンタメコーナー”として、前日の芸能VTRをフラッシュでオンエアする時間が2〜3チャンスも置かれている。 そうしたコーナーで流されるVTRに出て来るのが囲み取材でマイクをもっている女性芸能リポーターたちだ。 最近では、高畑淳子に口を押さえられた『とくダネ!』(フジテレビ系)の平野早苗リポーターの様子が他局でもタップリ流されたし、同局の『バイキング』でも平野リポーターにコメントを求めるVTRがあった。 また、女性リポーターがこぞって駆け付けた渡辺謙の会見で、「世界のケン・ワタナベも普通の男と同じだったのか?」と質問したのは件のあべかすみリポーター。そんな様子をあべリポーター不在の曜日に「あれ、あべさんでしょ?」と怒るフリをしながら御満悦だったのは『バイキング』の坂上忍だった。 かつて長谷川まさ子リポーターが、“サンジャポ・ジャーナリスト”の小林のんちゃんを「すごい」とリスペクトしていたことがあった。その頃、各局のワイドショーで使われる下りは必ずと言っていいほど、のんちゃん発の質問と、その答えで、それがスポーツ紙に掲載されることもしばしばあったからだ。 その後、のんちゃんは『サンデージャポン』の構成者のラストに名前が出るようになったので放送作家になったのかも。現場には姿を現さなくなった。 現在、長谷川まさこリポーターが「気になる」のは、姿を見せなくなって久しい小林のんちゃんや男性リポーターらではなく、囲み会見でマイクをもつ「男性ディレクター」だという。 視聴者の皆さんにとって、リポーターに見えているであろう男性たちは、実は番組ディレクター。この理由も経費削減で、リポーターではなく彼らの出番と相成ったワケなのだが、現場に出続けている間に、けっこう面白い質問ができるようになったり、芸能人からも顔を覚えられたりして、会見に巻き込まれることが増えているのである。 先日、柳沢慎吾が『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』の公開アフレコイベントで、ラスト、おなじみの「警察24時」ネタをやった際、“確保”されたのも、囲み取材では“顔”の男性ディレクターだった。 もちろん、ワイドショーで使われたのは、その部分。出役は本来リポーターのほうなのに、元々番組ADだった小林のんちゃんや、同じく裏方である男性ディレクターのほうが自分たちより目立ってしまうとは由々しき事態だと長谷川リポーターが思ったのも当然だ。 だから、というワケではないだろうが、昨今、女性リポーターは、「使われる」ことを意識した質問を投げかけることと、専門分野をもつことを心掛けているように見える。 昔から、最年少ゆえ、質問する順番が遅くなり=するべき質問は他のリポーターにされてしまい、結果、誰よりも鋭いことを質問するので「爆弾娘」と呼ばれていたのは菊地真由子リポーター。昨年のことになるが、三遊亭円楽のラブホ不倫釈明会見で、“なぞかけ”を振ったのは、この菊地リポーターだった。 同じく、現場で味わい深い質問を投げかけるのはベテランの川内天子リポーター。熟女好きなピース綾部とウワサになった(!)過去をもつ。 そして、もともとオールマイティーな人ではあったが、「相撲リポーター」という肩書での出演が激増しているのは横野レイコリポーター。先日の『大相撲ODAIBA場所』では、フジテレビの各番組に入り中していたが、その知識の深さや、力士との繋がりは、日ごろ、地道に取材をしている賜物だと見受けた。『ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)を離れ、現在、東海地区や関西地区のローカル局のワイドショーにレギュラーをもつ島田薫リポーターは、クラシックバレエやミュージカル、フィギュアスケートに深い知識をもつ。 長谷川まさこリポーターも、映画や舞台を頻繁に見て勉強していて、先日、『女性セブン』の座談会で「オススメのイケメン」を訊ねたら、『ビリ—・エリオット〜リトル・ダンサー〜』の「前田晴翔くん」の名前を挙げてきて驚かされた。NY暮らしが長く、アポロシアターのヒップホップダンス・アマチュアナイトの子供部門で年間チャンピオンに輝いたこともリサーチ済みだった。 そして駒井千佳子リポーターは、ジャニーズや韓流から氷川きよしまで、イケメンに強い。「女性芸能人の名前はなかなか覚えられないんですけど、イケメンの名前はすぐ覚えるんですよね」と笑う駒井リポーターは、韓流スター取材のために韓国語を習っていたことも。さらに、文章力に優れ、イケメンの歴史も全て頭に入っているため、読み応えのあるコラムを何度も読ませてもらった。 故・武藤まきこさんは「皇室」「歌舞伎」という専門をもち、「現場の東海林です」が流行語にもなった東海林のりこさんは、文字通り、現場に寄り添う取材に定評があった。 芸能人とて、顔見知りのリポーターにもっともっと現場に来てほしいだろうし、芸能プロダクションやPR会社としては、「やはり、著名なリポーターさんに来てもらわないと格好がつかない」と思っているのだ。 女性芸能リポーターにブームの兆し。視聴者の女性にとっても、これは“朗報”だろう。
2017.09.03 07:00
NEWSポストセブン
真っ赤なドレス姿で登場の岡田結実、理想は羽鳥慎一アナ
真っ赤なドレス姿で登場の岡田結実、理想は羽鳥慎一アナ
 ジュエリーブランド『PANDORA』の新コレクション発表記念トークショー(11月24日)に、ますだおかだの岡田圭右の娘・岡田結実(16才)が真っ赤なドレス姿で登場した。理想のタイプを聞かれ「誠実なかたです。例えば、羽鳥(慎一)アナウンサー。お父さんとよく似てカッコいい」と告白した。 PANDORAは1982年にデンマーク・コペンハーゲンで金細工師の夫妻によって創業されたブランド。世界6大陸100か国以上で約8900店舗を展開する。撮影■小彼英一
2016.12.06 16:00
女性セブン
岡田結実が巫女の衣装を着てワクワク 七五三珍エピソードも
岡田結実が巫女の衣装を着てワクワク 七五三珍エピソードも
 タレント・岡田結実(16才)が、「日枝神社広報大使」に就任し、任命式に出席した。七五三から初詣までの時期を広く告知するという役割を担う「日枝神社広報大使」。初めて巫女の衣装に身を包んだという岡田は、ドキドキワクワクの表情を見せた。 また、七五三の思い出を聞かれると、千歳飴を食べたところ、あまりの硬さに家族(父は、ますだおかだ・岡田圭右、母は岡田祐佳)の歯が欠けてしまったというエピソードを明かした。 同広報大使は岡田が6代目。これまでに工藤綾乃、小芝風花、吉本実憂、赤沼夢羅、高橋ひかるが務めてきた。撮影■高柳茂
2016.10.26 16:00
NEWSポストセブン
二世タレントのいいとこどり 岡田結実は将来性抜群
二世タレントのいいとこどり 岡田結実は将来性抜群
 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、二世タレントの注目株、岡田結実のポテンシャルに言及。 * * *「閉店ガラガラ」のギャグでおなじみ、「ますだおかだ」岡田圭右の長女で、タレント・モデルの岡田結実(おかだゆい)が『誰だって波瀾爆笑』(日本テレビ系)の女性新MCに就任することとなった。 さらに、9月7日スタートの同局の新番組『一周回って知らない話』のレギュラーにも名を連ね、来年公開の映画『傷だらけの悪魔』で女優デビューすることも決まっている。 芸能界は相変わらず二世タレント花盛りで、いまは第二次二世ブームといったところ。話題性からか、NHKでも民放でも、連続ドラマには二世俳優が欠かせない存在だ。 そんな中、もっとも成功していた二世が高畑裕太容疑者だろう。連続テレビ小説『まれ』(NHK)で全国区となり、7月期は2本の連続ドラマに出演していた。 母の高畑淳子にどんどん似てくる顔と長身。さらに、当初から「高畑姓」で仕事をしていたことも功を奏して、近年、バラエティー番組で親子共演がもっとも多い、理想的な二世タレントだった。 実は件の『一周回って〜』のレギュラーでもあった裕太容疑者。同時期に出演者として芸能ニュースに名前が挙がった岡田結実はきっと複雑な気持ちだっただろう。 そんな岡田結実もまた「理想の二世」「さらなる可能性を秘めた二世」と業界ではもっぱら評判だ。 まずは父親がお笑い芸人であるということ。これは、俳優や女優の二世よりも、親の話題、子供のネタ共にバラエティー番組で自由に話しやすいという利点がある。 二世の中には、「親の七光りと言われたくない」というポリシーをもち、あえて、二世であることを隠したり、親とは異なる芸名で活動したりする者もいる。 また、「甘やかしたくない」「ジャンルが異なる」など理由はそれぞれだが、親が息子や娘との共演を「NG」にしているところもある。 だが、岡田家の場合は、特に縛りがないうえ、結実の父、岡田圭右は芸人は芸人でも明石家さんまや関根勤ほど大物ではないので、何かにつけてハードルが低く、起用する側もそれほど気を遣う必要がないのも互いに気楽な理由だろう。 岡田結実は、01年、ジュニアモデルとしてデビューしている。つまり、二世・三世タレントとしては、大沢あかねと同じだ。さらに、その大沢や、ウエンツ瑛士、生田斗真、前田亜季らが出演していたことでも有名な『天才てれびくん』シリーズの「てれび戦士」という経歴ももつ。『ニコ☆プチ』(新潮社)や『ピチレモン』(学研プラス)の専属モデルを経てタレントになり、今年、オスカープロモーションに移籍したのをきっかけに、いっきにテレビ出演を増やすこととなった。 小顔だし、ハーフのような美人。トークはまだまだだが、MCや共演者から「お父さんのギャグをやって」と言われると、照れくさそうな顔をするものの、次の瞬間、自らスイッチを入れ、「ウ〜ワオ!」とか「閉店ガラガラ」、干支を擬音で表す「チュー」や「ギュウ」を父以上のオーバーアクションで披露してくれるところも評判がいい。 これで思い出すのは、『誰だって〜』の初代MCで、産休後、同番組のコーナーでナレーションを担当することになった関根麻里だ。 彼女は、「千葉真一のモノマネをする関根勤のモノマネ」を始め、父絡みのギャグをこれまた思い切り良く披露し、名前と顔を売った。 とはいえ、彼女はアメリカの大学を優秀な成績で卒業し、英語がペラペラの才媛。好感度も抜群でCM出演やMCの仕事も多かったものの、「頭が良すぎるところが鼻につく」という視聴者からの声も少なからずあったように思う。 が、この点でも岡田結実はハードルが低く、しかも弱冠16歳と、関根麻里よりもずっと早く「二世」として売れっ子になったため、視聴者もまだ「子供」と見ていて、評価がそれほど厳しくないのである。 あとは所属事務所か。移籍したオスカープロモーションは、2000人以上のモデルが所属する“モデル事務所”から、いまは、米倉涼子、上戸彩、武井咲、忽那汐里、剛力彩芽ら連続ドラマの主演女優を多数抱える“女優事務所”でもある。連続テレビ小説『あさが来た』(NHK)でブレイクした小芝風花もオスカー所属だ。 この10月から『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(テレビ朝日系)に主演する米倉涼子や、『日曜劇場「半沢直樹」』(TBS系)、『アイムホーム』(テレビ朝日系)での妻役が好評だった上戸彩は、いまや押しも押されぬ視聴率女優。 というわけで、各局の連続ドラマにおける同事務所の“力”はどんどん強くなっていて、女優事務所として、他のプロダクションからもおおいに注目されているのである。 同事務所は『国民的美少女コンテスト』があまりにも有名だが、今春は10年ぶりに「女優宣言お披露目記者発表会」が行われ、2013年ミスユニバースの松尾幸実、ミス・ワールド2013日本代表の田中道子、ミスアジアファッションモデル2015の和田安佳莉、ミス・ワールド日本代表の中川知香ら、既にモデルとして活躍する4人が「女優転身」を宣言した。 モデル事務所から女優事務所へと移籍した岡田結実が、今後、先輩女優が主演するドラマや映画に出演する可能性は極めて高く、いずれは彼女も「女優宣言」をするかも…。父と所属事務所が異なるので、甘やかされずに済むというメリットもある。 二世タレントの“いいとこどり”ともいうべき岡田結実をテレビで見る機会が激増しそうなこの秋。 美人なのにサービス精神旺盛で、二世らしい大らかさと特異なエピソードをもつ彼女の活躍は当分の間、「閉店ガラガラ」とはなりそうもないのである。
2016.09.04 07:00
NEWSポストセブン
ますだおかだ岡田圭右「今生き残れているだけでありがたい」
ますだおかだ岡田圭右「今生き残れているだけでありがたい」
 明るい人が多いと言われる申年生まれだが、実はこの人も今年の年男…! 昭和43年生まれのお笑い芸人『ますだおかだ』の岡田圭右(47才)だ。年男となる今年、どんな1年にしたいと考えているのか。いまの思いを聞いた。 * * * よく、一年の抱負は? って聞かれるんですけど、ホンマ、今生き残れているだけでありがたいんです。ぼくはクリエーティブ能力がまったくないんで、いただいた仕事を明るく、元気よく、楽しくやるだけ。 今年48才になりますけど、いつまでも「いい年こいて」と言われ続けたいですね。実はこれって芸人にとって前向きにさせる言葉なんです。変わらずいられることは、時代にマッチするように進化しているからって郷ひろみさんが言ってたことなんですけどね。 え? 干支にちなんだギャグをお願いしますって? うーん、ウキーウキウキ、んードキドキ(仮)…ほら、みんなシーンってしてしもたやないですか!撮影■木村直軌※女性セブン2016年1月23日号
2016.01.09 07:00
女性セブン
おさる モンキッキー改名過去を述懐「良かったのは1日だけ」
おさる モンキッキー改名過去を述懐「良かったのは1日だけ」
 占い師・細木数子の勧めで以前、芸名をモンキッキーに改名した、ピン芸人のおさる(47才)。その瞬間を放送した番組は、34・1%もの高視聴率を獲得した。しかしその後の芸能活動はパッとせず、2012年に芸名を元に戻した。あのときの改名についてどう思っているのか、本人にぶっちゃけてもらった。――細木数子さんの勧めでモンキッキーに改名して、良いことはありましたか?おさる:モンキッキーにして初めの仕事が、山川恵里佳とのドライブ企画だったんですね。それで、改名の話で盛り上がって仲良くなったんです。改名がなかったら話が弾んでいなかったと思うし、結婚していたか分かりませんよ。…モンキッキーの8年間で良かったことといえば、その1日だけです(笑い)。――8年経って、なぜ芸名を戻そうと思ったんですか?おさる:ぼくら中堅芸人が集まって、ライブをしたんです。終わって朝まで打ち上げをしている時に、全員から「おさるのほうがいい」って言われたんです。X-GUN(バツグン)の西尾さんとか、東MAX(アズマックス)とか、ますだおかだの増田とか。でもぼくは、「モンキッキーにして良かったんだ。人からもらった名前をコロコロ変える人間じゃないよ」って思っていたんです。 それで家に帰ってテレビつけたら、『芸人報道』(日本テレビ系)で、宮迫(雨上がり決死隊)さんが、「モンキッキーはおさるのほうが絶対いいよな」って言ったんです。えー、こんなことあるの?って驚いて。 そばにカミさんがいたので、「みんな勝手なこと言うよな」って言ったら、「早く変えなさいよ! みんなが言ってるじゃない、おさるのほうがいいに決まってるでしょ!」って怒られたんです(苦笑)。それで次の日、細木さんの事務所に電話したんですよ。――細木さんは、なんと言っていましたか?おさる:事務所のかたを通してなんですけど、報告させてもらったんです、「心機一転、おさるという名で、もう一度やらせてもらっていいでしょうか?」って。すると先生のご伝言で、「おさるという名前でいいと思います。自分が決めた名前でがんがん突き進んでください。成功すると思います、応援しています」というコメントをいただいたので、そんなに怒る人じゃないんだなと思って。それなら、1か月くらいで戻すと言っておけば良かった(笑い)。 ――怖かったんですか?おさる:怖かったんですよ。ぼくは怖がりだから、バンジージャンプやジェットコースターはやらないし、飛行機も乗りたくないんですよ。それと一緒です。バンジージャンプ、ジェットコースター、飛行機、細木さんという感じだったから。勇気を振り絞りましたね。――改名して成功する芸人と、うまくいかない芸人、なにが違うと思いますか?おさる:つまり、さまぁ〜ずさんやくりぃむしちゅーさんチームと、うちらのモンキッキー、ハッピハッピー(コアラ)のチームに分けた時の話でしょ? 一目瞭然です、あの人たちは改名しなくても売れる人たちです。セミで言ったら、7年8年目で地上に頭が出始めていて、「さまぁ~ずにしまーす」「くりぃむしちゅーにしまーす」って出てきて、そのままセミになるんです。 ぼくらはすごい地下にいて、「モンキッキーにします」「ハッピハッピーにします」と宣言して、そこから何年間も地上に出てこないんです。それで地上に出た頃には、おさるに名前を戻して書道しているっていう(笑い)。ぼくはぶれていて、彼らはぶれてないんですよね。改名は関係なく、バカルディでも海砂利水魚でも売れていたわけです。――これから改名しようとしている芸人さんに、改名した先輩芸人として、アドバイスを。おさる:やってもいいけど、変わらないよって。名前を変えて話題になるのは、2、3日ですね。一瞬ブログのランキングが上がって、すぐ下がっていく。落ちるのは分かっているから、そういうところに力を注ぐんじゃなく、芸を磨いてほしい。ぼくが言うことじゃないですけどね(笑い)。【おさる】1968年9月19日生まれ。大阪府出身。1991年、大学の同級生のコアラと『アニマル梯団』を結成し、『タモリのボキャブラ天国』(フジテレビ系)などで人気に。2000年コンビを解散。2004年、占い師・細木数子の勧めで芸名を”モンキッキー”に改名し、8年後”おさる”に再改名した 。現在、書家・宇都鬼としても活動中。詳しい活動はこちらで紹介されている。http://www.kakibito.com/ http://ameblo.jp/monkickey/撮影■田中麻以
2015.12.11 07:00
NEWSポストセブン
M-1で優勝したトレンディエンジェル。敗者復活からの優勝は史上2組目
M-1、歴代王者審査員に賛否 中川家礼二、増田には高評価も
 5年ぶりに復活した「M-1グランプリ 2015」(テレビ朝日系で6日放送)。前回までは、島田紳助、松本人志ほか、中田カウスやオール巨人などのビッグネームが審査員に名を連ねていたが、今回“大御所なき審査員席”に座ったのは、歴代M-1王者の中から選ばれた9人の“中堅”お笑い芸人たちであった。 大会はトレンディエンジェルの優勝で幕を閉じたが、終了後もネット上では、審査員に対する賛否両論さまざまな意見が飛び交っている。あるテレビ関係者はこう話す。「世代交代という意味では評価できますが、コメントを求められた審査員が自分自身の笑いを取りに行くなど、漫才をしっかりと批評する空気が薄かったのは残念でした。ちゃんと批評していたのは、中川家の礼二さんとますだおかだの増田英彦さん、パンクブーブーの佐藤哲夫さんくらいだったんじゃないでしょうか。ほかの審査員は”勢いがあった”など、ふわっとしたコメントばかりでした。優劣をつける立場なのに、その根拠を説明しない人が審査をしているのにはやはり疑問が残りました」 礼二や増田、佐藤には、ネット上にも絶賛の声が出ている。とくに第1ラウンドを1位通過したジャルジャルに対してほかの審査員より低い点を付け「細かい言葉のラリーがあったんですけど、大きなネタの枠があって、付録でそういうの付けて貰えるとより一層漫才っぽくなった」と指摘した礼二には、「さすが礼二」「わかりやすい」と評価が上昇中だ。 では、お笑いの専門家は歴代王者の審査員についてどう見たのか。お笑い評論家のラリー遠田さんは、自身の見解をこう述べる。「これまでのM-1は、ダウンタウンの松本さんの存在があまりにも大きく、松本さんが笑ったら『これは面白い漫才なんだな』という雰囲気になりやすかったと思います。そして全体的な審査もその空気の中で決まっていくようなところがあった。今回はそういうことがなく、審査員全員が公平な立場で、自分の意見を曲げることなくジャッジしていました。その結果、以前よりも客観性の高い審査になったと思います」(ラリー遠田さん、以下同) 確かに以前のM-1では視聴者から支持の高かったコンビが審査員の評価が低く、優勝できなかったり、途中で落選したり、ということもあった。今回、もっとも笑いをとったトレンディエンジェルが優勝したことは、視聴者の声と同じ評価を審査員が下したことになる。 しかし、年の離れた世代だからズバッと言えることも、世代が近いと言いづらいこともある。審査が全体的に甘くなったということはないだろうか。「松本さんや紳助さんのように頂点まで登りつめた人ならともかく、歴代M-1王者はまだ競争のさなかにいる人たちですから、自分たちのハードルを上げるような厳しいことを言いづらかったという事情は確かにあると思います。でも、だからと言って厳しい点をつけないわけではありませんでした」 ジャッジはあくまでシビアだったと、ラリーさんは言う。では、満足感が得られなかった人に向けては何が足りなかったのだろうか?「これまでの審査員はコワモテで権威のある人が多く、彼らに『つまらない』と言われた芸人は二度と立ち直れないんじゃないかというピリピリムードがありました。緊張感を求めていた視聴者にはそこが物足りなく感じたのかもしれませんが、5年前と違って今は安心してテレビを観たい人が増えているので、ちょうど良かったんじゃないでしょうか」 今年のM-1の視聴率は、関東地区17・2%、関西地区21・4%。前回を下回ったとはいえ、テレビを取り巻く環境や、開催時期(従来は12月20日以降)が異なることを考えれば、好視聴率だったという評価もできる。「もう一つ、審査員の特徴として、『自分ができないことは言わない』『できることは言う』という傾向がありました。中川家の礼二さんが、ジャルジャルさんのネタに対して、”大きなネタの枠があれば漫才らしくなった”と指摘したのは『自分はそれができている』という自信があったからこそだと思います」 来年以降も同じような形でM-1が開催されるのであれば、王者といえど芸を磨いて「できること」を増やしていくことが求められそうだ。
2015.12.08 16:00
NEWSポストセブン

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小室圭さん・眞子さん夫婦が「離婚で終わったとしても…」英デイリー・メールが報じた「茨の道」
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