虎の期待ルーキー佐藤輝明は清原のように活躍できるか(時事通信フォト)
「当時の清原は生意気だったね」と目を細めて語るのは、マサカリ投法で通算215勝を挙げたロッテの村田兆治氏だ。
「対戦した清原が、試合後に僕の球を『速くなかった』とコメントしたんです。むっとして次の対戦で胸元に3球ほど投げ込んでやったら、彼のお母さんから『息子が大変失礼なことを言いました』と電話がかかってきましたね(笑い)。
それからは、清原本人もバッターボックスに入るとき、甲子園球児のように帽子を脱いで僕に一礼するようになった。その姿が妙に可愛かったから、フォークを使わずに真っすぐで真剣勝負をするようになりました。息子ほど年の違う彼との対戦をいつも楽しみにしていたよ」
※週刊ポスト2021年4月9日号
オープン戦では6本塁打と絶好調(時事通信フォト)