フェイキックIOL
フェイキックIOLの種類
フェイキックIOLは、眼内にコンタクトレンズを移植する手術。角膜に切開口を作りレンズを挿入する。角膜と虹彩の間に挿入するのを「前房型有水晶体眼内レンズ」(前房型フェイキックIOL)、虹彩と水晶体の間に挿入するのを「後房型有水晶体眼内レンズ」(後房型フェイキックIOL)と呼ぶ。
角膜を削るレーシックと違い、近視や老眼が進行して度数が変わった場合でも、レンズを交換できる可逆性を持ち、強度近視や角膜に十分な厚さがないと診断されレーシックを受けられなかった人でも施術できるのが特徴。近年、タレントの指原莉乃が施術を受けたことで注目を浴びている。フェイキックIOL体験者の竹内薫さん(サイエンス作家)はいう。
「中学生の頃から目が悪く、20歳の頃は視力が0.01。かろうじて手元が見えるという状態でした。このままでは生まれたばかりの娘を守れないと思い、フェイキックIOLを受けました。私の場合、右と左で違う度数にするモノビジョンという施術を選びました。慣れは必要ですが、これにより生活の中で近視だけでなく、老眼も克服できるからです。手術から10年以上経ちますが、今もメガネなし(写真は伊達メガネ)の生活を送れています」
フェイキックIOL体験者のサイエンス作家・竹内薫さん