◆SET CHECK
公演前に毎日行われている舞台装置、音響装置の確認は2時間以上かけて行われている。音響確認で流れる音楽は、劇中曲の限りではない……という意外な秘話も。担当者次第ということで、取材した際も洋楽が流れていた。
幻想的なボートのシーン
クリスティーヌがボートで地下室に誘われるシーンで、荘厳な雰囲気に欠かせないロウソク。本番ではスモークがたかれるため、床からせり上がっているところが見られるのは装置チェックのときだけ。怪人は流行りモノに敏感だったという設定があるそうで、ボートに置かれたクッションには19世紀当時に流行していた中国風の装飾が使われている。劇中では、怪人が中国風の帽子や羽織りを身に着けているシーンもある。
ロウソクをチェックするスタッフ
ボートにセットされているクッション
燭台セットにもスタッフが1台ずつペンライトを当てながら動作確認をする