共働き家庭の需要増え「課外活動」も充実
共働き家庭が増え、わが子をできるだけ長時間預かっていてほしいという需要が増えたことに伴い、小学校自体の学業終了後にもいろいろな活動を取り入れている小学校が増えている。
たとえば、アフタースクールでは外部のNPO法人を入れている小学校、トーマス、理英会、こぐま会などの塾とタイアップしている小学校、小学校独自で行っているところなどがある。当然費用は別だ。プログラムとしては下記のようなものがある。
【アスリート系】
サッカー、バスケット、剣道、チアリーディング、ダンス、卓球、体操、バレエなど。
【学習、アート系】
英語、プログラミング、書道、ヴァイオリン、フルート、ピアノ、漫画、クッキング、そろばん、科学実験、茶道、将棋など。
小学校独自で運営しているところは、卒業生や地域の協力で行っているところも。近年目立つのは英語とプログラミングである。
東京都市大学付属小学校の運動会風景
「公立小中高一貫校」の可能性
では、今後のお受験動向はどうなっていくのか。新しい話題でいえば、2022年4月、全国初の公立小中高一貫教育校が開校する。東京都立立川国際中等教育学校附属小学校である。
もしこれが成功したら、他県でも公立小中高一貫校が開校するかもしれない。中学受験でも公立中高一貫校の開校に伴い中学受験人口が増加したが、小学校受験でも同様なことが起きる可能性がある。
以上、当事者ではない外からの「お受験観察リポート」を紹介した。これにより、少しでも小学校受験が身近なものになれば幸いである。
●写真提供/富士チャイルドアカデミー(学校写真)